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【Facebook】エッジランクとは? ランク決定のしくみについて
自分のFacebookを見ていて、投稿がよく出てくる人と、あまり出てこない人がいると感じたことはありませんか?
実は、Facebookページの投稿は、友だちやファン全員に届いているわけではないのです。Facebookは、できるだけユーザーにとって意義のあるコンテンツを提供し、ニュースフィードを楽しんでもらおうとしています。ニュースフィードは、そのユーザーにとって身近な人や、親しそうな人、または興味・関心をもっていると思われるページの投稿を優先表示させています。
今回は、「いいね!」をしてくれたファンユーザーに少しでも多く投稿を届けるためのキーポイントとなる『エッジランク』について説明します。
エッジランクによる影響と仕組み
Facebookのフィードには、「最新情報」と「ハイライト」の2パターンあります。「最新情報」は新しいもの順に時系列で表示されますが、「ハイライト」は各ユーザーごとに『エッジランク』によって最適化された情報が優先的に表示されています。
Facebookが設定する『エッジランク』が低いと、せっかくのファンに向けた投稿も実際には表示されない事態が起こります。
『エッジランク』とは、「親密度」×「重み」×「経過時間」の3要素によって決定します。この3要素それぞれを掛け合わせた値が高ければ高いほど、よりファンユーザーのニュースフィードに表示される機会が増えるというわけです。
新密度(Affinity Score)
親密度は、Facebookページ内において、普段どれだけそのユーザーと“コミュニケーションできているか”の度合いです。
- コメント
- いいね!
- タグ付け
- メッセージ
- プロフィールページの閲覧
これらのコミュニケーションが継続的に増えれば増えるほど、エッジランクは上がる可能性があります。
親密度の評価を上げるためには、投稿に反応をくれたユーザーにこまめに反応を返しましょう。コメントやメッセージには必ず返信することです。反応を返すタイミングは、早ければ早いほど再訪問につながりやすいと言われています。
そういったコミュニケーションを続けていくことで、そのユーザーの「お知らせ」に通知が飛ぶようにもなります。返信したコメントに対し更にメッセージのやりとりが活性化したりと、ユーザーとのコミュニケーションが活発になることを目指しましょう。
また、親密度は一時的に高くなっても、またしばらく放置しておくことで徐々に下がっていきます。つまり、日々の管理を密に行っていく必要があるということです。
重み(Weight)
重みを決定する要素は、以下の2つの要素です。
リアクションされた回数
リアクションとは「いいね!」や「コメント」などを指します。ひとつひとつの投稿に対し、毎回リアクションの回数がチェックされています。
リアクションの種類によっても重みの評価は変動し、「いいね!」よりも「コメント」のほうが評価が高い傾向にあります。さらに、「シェア」のほうが「コメント」よりも評価が高いようです。「いいね!」獲得についてはこちらの記事で触れているので、是非ご覧ください。
獲得したFacebookの「いいね!」を有効活用する方法
Facebook広告での「いいね」獲得単価を下げる方法
投稿回数
リアクションとあわせて、ひとつひとつの投稿自体にもその重みが評価されます。こちらはテキストのみの「近況」よりも「写真」や「動画」もついている投稿のほうが、重みの評価が高くなる傾向にあります。
重み(Weight)を上げる方法
以上2つの要素により、重みの評価を上げるためには、”リアクションを増やすこと”と”投稿を増やすこと”です。
投稿は、自分で回数を増やすことができますが、リアクションが増えるかどうかはファンユーザーによるものです。しかし、投稿自体を工夫することで、リアクションを良くすることも可能です。できるだけ写真や動画を活用し、テキストコンテンツもファンがリアクションしやすいものを心がけましょう。
重みは、投稿ごとに評価がついていきます。つまり、ひとつの投稿で多くの「いいね!」やコメントをもらえた場合、Facebookはその投稿を優先度が高いと判断し、あまり親しくないファンのページにも表示されやすくなるのです。
経過時間(Time)
経過時間は、以下2つの時間が“より最近”のほうが評価が高くなります。
- Facebookページに投稿がされてからの経過時間
- ファンユーザーのリアクションがついてからの経過時間
これは単純に、古い投稿ほど表示する優先度は低くなるということです。例えば1週間前にポストされた投稿は、どんどん新しい投稿で更新されていくためニュースフィードには表示されにくくなります。
しかし、その投稿にも“数秒前”に「いいね!」やコメントがつけば、繋がりのある友だちのフィードにも表示される可能性があるということです。
しかし、経過時間についてはFacebookページを運営する側には手を加えることができないので、あまり気にし過ぎる必要はありません。あえて挙げるならば、リアクションをもらえれば経過時間が短縮されて評価されるので、“リアクションされやすい投稿コンテンツ”に注力することです。
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