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Facebook広告での「いいね」獲得単価を下げる方法

Facebook広告での「いいね」獲得単価を下げる方法のアイキャッチ

今や企業や商品のブランディングには欠かせない存在のFacebook。そのプロモーションの第一歩として「いいね!」獲得は欠かせない重要なステップです。

今回はより効率的に「いいね!」を集め、獲得単価を下げる方法をご紹介します。

最適なターゲティング設定をする

Facebook広告は、地域や年齢、性別など、基本的な属性はもちろん、学歴や職歴に加え交際ステータスや子どもの有無、その子どもの年齢、そして、使用デバイスや趣味関心まで、あらゆるセグメントでターゲットを絞り込むことが可能です。

きちんと自分のサービス(商品)に合ったターゲットを絞り込むこと出来れば、「いいね!」の獲得率は当然のように高くなるはずです。ぼんやりとしたターゲット層しか設定できていないと、年齢と性別だけでターゲット設定をしてしまいがちです。広すぎるリーチが獲得単価を引き上げる要因になってしまうのです。

絞り込み条件に、何か1つでも趣味関心のターゲット項目を追加しただけで、獲得単価が下がるケースもあります。獲得単価を下げるならば、まずは詳細にターゲット層をイメージし、それに合ったセグメント設定を活用しましょう。明確なイメージが出来ていない場合は、キャンペーンごとにターゲット層を変えて検証してみることをおすすめします。

ただし、ターゲットを絞り込みすぎて逆にリーチが足りない、という状況もありえます。広告作成画面の右側に表示される『想定リーチ』に「オーディエンスが狭すぎます」と表示されないよう確認しながら設定を追加していきましょう。ひとつのキャンペーン単位で理想的な想定リーチ数の目安は、【10万リーチ】程度です。

複数のクリエイティブを用意する

Facebook広告には、パフォーマンスの高い画像を自動的に優先して表示する機能があります。広告セットごとに、複数の画像を設定しておくことで、その最適化機能を有効活用することができます。

また、複数の画像を設定しておくことで、効果の検証をすることができるため、改善材料としても役立ちます。クリエイティブの検証方法としては、「まずは画像の検証⇒(良い画像を残して)テキストの検証」といったように、ポイントは絞って段階的に行うと「良い/悪い」の結果が把握しやすくなります。

画像のポイント

人は“テキストよりも先に画像を見る”もので、画像のアイキャッチ次第でクリック率に大きく差が出ます。自分のサービス(商品)のメッセージが即座に伝わる画像やイラストを準備しましょう。

人の顔が出ている画像もおすすめです。人は視界に人の顔があると、ついそちらに目を向ける習性があるものです。無機質な画像よりも、人や動物などを使った画像の方がユーザーの目に留まるチャンスが増えるということです。

テキストのポイント

テキストの内容がクリック率を大きく左右します。ユーザーにとって、いかに魅力的なコピーを作れるかがカギです。

魅力的なコピーを書くコツは、広告をクリックすることで「何を得られるか」を明確に表現することです。「なぜ得られるのか」の理由も一緒に見えるようにしておくことで安心感を与えることもできます。自分たちの売り文句ではなく、あくまで“ユーザーにとって”の魅力を、という点だけは忘れてはいけません。

こうした検証を続け、悪いものは停止し、良いものは更に手を加えて継続していく中で、より獲得単価が下がるクリエイティブを発見することができるはずです。

広告の表示場所を使い分ける

Facebook広告の表示場所は、大きく分けて全4か所あります。ニュースフィードのPCとスマートフォン、PCのホームページ画面右側の上部と下部の4か所です。

ニュースフィードは画面右側の表示枠よりも視認性が高いため、クリック率も高くなる傾向があります。一方で画面右側の表示枠は、ニュースフィード面よりも単価が安く表示できるというメリットがあります。ターゲットや出稿のタイミングによって異なりますが、PCのニュースフィードの単価は、右側の20~40倍ほどにもなることが多いです。

表示場所には特徴があるので、ターゲットや広告クリエイティブによって上手く使い分ける必要があるということです。

アイキャッチの強い画像や、インパクトのあるキャッチコピーテキストなど、クリック率を高く出せる広告ならば右側枠に出稿するのがおすすめです。テキストをじっくり読ませたり、よくよく見て理解させる画像を使用した広告は、ニュースフィード枠に出稿するのが良いでしょう。

また、ターゲットとするユーザー層の日常に使用するメインデバイスの傾向に合わせて表示場所を絞るというのも一手です。まだ分からないという場合は、広告セットごとにデバイスや表示場所を分けておき、効果を検証してみることから始めます。

広告とページとの親和性を高める

これはどの広告にも共通することですが、広告とページの内容に親和性があるほど、獲得効率は上がり、獲得単価は下がります。今回は、広告から自社のFacebookページに誘導する場合を例に有効なポイントを以下にまとめました。

カバー画像

広告で伝えている内容や、ユーザーが連想するであろうイメージに沿った画像を設定します。広告と同じキャッチコピーを画像に入れるのも有効です。

投稿

広告を見たユーザーが、訪れたページに期待するような情報を投稿しておく必要があります。自分のニュースフィードで今後も見たい・知りたいと思ってもらえるような有益な情報を前もって投稿しておきましょう。特におすすめの投稿などは、トップに固定しておくことをおすすめします。

Facebookページの活性具合

Facebookページの投稿についている「いいね!」やコメント、シェアなどは集まっているでしょうか。投稿やファンのアクションがページ内で活性化していると、信頼感や安心感を与え、新たにファンになってもらいやすい状況になります。

入札設定をCPMに変更する

Facebook広告には、クリック課金(CPC)とインプレッション課金(CPM)の2種類の入札方法があります。

「表示されただけでお金がかかる」という悪いイメージを持たれがちなインプレッション課金ですが、クリック率が高い広告であれば、クリック課金よりも費用を抑えることが可能です。

また、Facebookはファン獲得目的の広告をインプレッション課金で出稿する場合、“ファンになる見込みが高そうなユーザー”を自動的に選んで広告を表示してくれます。つまりその最適化機能のおかげで、クリック率も獲得率も高くなることに期待できるわけです。

ただし、優先されるユーザーから広告を表示していく機能なため、時間がたつにつれて効果が鈍化してくることも当然考えられます。入札単価を下げる場合は、Facebookが提案する推奨入札価格の範囲内で下げるようにします。実際のインプレッション数を見ながら、ボリュームを日々調整していくのが堅実です。

入札単価を下げずに広告を差替えるというのも有効です。効果が落ちてきたタイミングで新しい広告を追加する、あるいはターゲット設定を変えてみるなど、さまざまなテストを繰り返して獲得単価を下げていきましょう。