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【SEOの基本】ディレクトリ構造(ツリー構造)を正しく設定するための3つの注意点

内部対策SEOのためのディレクトリ構造(ツリー構造)基礎のアイキャッチ

内部対策SEOの中でも要となる、ディレクトリ構造(ツリー構造)の基礎と注意点について解説します。

内部対策SEOはコンテンツを充実させたり、HTML構造や内部リンクを整えることなどがあげられます。

今回ご紹介するディレクトリ構造は、内部対策SEOののベースともなる非常に重要な施策です。ディレクトリ構造とはどういったものなのか図を使いながら解説していきたいと思います。

ディレクトリ構造の基礎

ディレクトリ構造とは、内部対策SEOの基本となる施策のことです。まずは下の図を見てください。

ディレクトリ構造のイメージ図

これは、あるブログのディレクトリ構造を示したものです。各記事はカテゴリーごとに分類されていて、それぞれ枠線の色で分けてあります。

一番上にトップがあり、カテゴリーページがぶら下がっています。さらに、それぞれのカテゴリーの下にブログページ(個別ページ)がくっついています。

ディレクトリ構造が正しくつくられていれば、ホームページに含まれているページが正しく分類されることになります。逆にディレクトリ構造が正しくないと、ページの分類がされません。下の図を見てください。

ディレクトリ構造のイメージ図(誤り)

こちらの図では、カテゴリーとページの分類がごちゃごちゃになっています。ディレクトリ構造が正しく設定されていないので、このようになってしまっているんです。

ディレクトリ構造が正しくないと、ユーザーに見たいページを見てもらうことができません。ユーザーだけではありません。Googleなどの検索エンジンにとっても、ホームページの内容が見にくくなってしまいます。これが原因で、検索結果が下降してしまうことだってあるのです。

ディレクトリ構造が大事な理由についてご理解いただけましたでしょうか?

ディレクトリ構造の注意点3つ

ディレクトリ構造を正しく設定するための注意点を3つご紹介します。ディレクトリ構造を設定する時の参考にしていただければと思います。

できるだけ早い段階でとり入れる

ディレクトリ構造は、ホームページの企画段階で決めると一番良いです。

ホームページを制作することになったら、方針やページ構成などを考えますよね。その段階でディレクトリ構造を固めてください。各ページをどのように分類するか。その時に使うカテゴリーは何か。URLはどうするか。そういった点に注意しながら、早めに決めるようにしましょう。

途中でディレクトリ構造を変えない

ディレクトリ構造は一度決めたら変更をしない方が良いです。Googleなどの検索エンジンは、ディレクトリ構造を参考にしてデータベースを作っています。

ディレクトリ構造を途中で変えたら、またデータベースに登録し直してもらわなければいけません。その期間だけ検索結果が低下してしまうことも考えられるので、頻繁に変更しないようにしましょう。

また、ディレクトリ構造を変えたらURLも変わります。以前にしてもらっていたブックマークも意味がなくなりますし、TwitterやFacebookでのシェアも効果がなくなってしまいます。ディレクトリ構造を決めるときは慎重に行い、途中での変更はできるだけしないようにしましょう。

パンくずリストを使う

パンくずリストとは、ページの上部に表示されるリンクのことです。例えば、下記のような表示のこと。

ホーム > サイト構築 > 内部対策SEOのためのディレクトリ構造(ツリー構造)基礎

パンくずリストがあることで、サイト内でのページの現在地がわかります。「ホーム」や「サイト構築」などのリンクをクリックすれば他のページへ移動もできます。ユーザーにとってはもちろん、Googleなどの検索エンジンにとっても役に立ちます。

パンくずリストの作り方ですが、静的ページの場合は各HTMLページにパンくずリストを追加する必要があります。WordPressやMovable TypeなどのCMSを使っている場合は、パンくずリストが簡単に設置できるプラグインがあります。プラグインをインストール・有効化するだけでパンくずリストが追加できるので、ぜひ活用しましょう。

あとがき

ディレクトリ構造の設定は少し面倒に感じるので、ついつい後まわしにされてしまいがちです。しかし今回紹介したように、ディレクトリ構造はSEOの基本ともなる重要な施策の一つです。

ディレクトリ構造を正しく設定していれば、検索順位も向上し、アクセスアップやコンバージョンアップにもつながります。ぜひ正しく設定するようにしましょう。