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【Facebook広告】運用のコツをつかんで効率的なPRを!
Facebook広告は、自社で気軽に広告出稿できることはメリットですが、実際に運用を始めてみて行き詰まることも少なくありません。
Facebook広告の運用において「少しでも費用を減らし、効果を最大化するために」、今回はFacebook広告運用のコツをご紹介します。
目次
効果改善のために改めて確認しておくべきポイント
1)広告出稿の目的は明確になっているか
「ブランディング」「ファンの獲得」「エンゲージメント」「コンバージョン」など、広告予算に対する明確な目標設定が大切です。
2)広告のターゲット設定で絞り込みすぎていないか
詳細に、かつさまざまにセグメントが可能なFacebookですが、あまりにも絞り込み過ぎたために、リーチ数が足りないということが起こりがちです。
3)CTRは改善しているか
広告は、セグメントを狭くしている場合は特に、“劣化”していくものです。CPCを安く抑えるためにも非常に重要な指標ですので、クリエイティブの定期的なメンテナンスをしましょう。
まずは目的を再認識し、その目的に向けた最適なターゲット設定とターゲットに合うクリエイティブの検証が運用の正攻法です。では早速、上記3つを踏まえて具体的なコツを見ていきます。
キャンペーンを目的やターゲット毎に分類する
広告予算に対する効果がしっかり出ているのかどうかを確認するために、入稿の際にはキャンペーンを細かく分類しておくことが理想です。
キャンペーンA:ウェブサイト誘導(新商品/化粧水のPR)
- 広告セット:20代女性 & 趣味関心:美容
- 広告セット:30代女性 & 趣味関心:美容
- 広告セット:40代女性 & 趣味関心:美容
キャンペーンB:コンバージョン(新商品/化粧水の顧客獲得)
- 広告セット:20代女性 & 趣味関心:ショッピング
- 広告セット:30代女性 & 趣味関心:ショッピング
- 広告セット:40代女性 & 趣味関心:ショッピング
ひとつのキャンペーン(目的)に幅広い年齢指定や、詳細なターゲット設定を詰め込みすぎると、結果として何が良かったのかが判別できません。また、見せる広告もその反響を正確に検証することが難しくもなります。
上の例のように細かく分類しておくことで、コスト効率が高く、反応が良い広告セットは配信を強化、逆に悪い広告セットは停止もしくは広告素材の変更が可能です。広告セットを年代と1~3つのターゲット設定で分類しておき、広告のキャッチコピーや画像素材もその分類ごとに変化をもたせて検証していきます。
ひとつのキャンペーン目安として、想定リーチ数が10万人程度になるようなターゲット設定が理想です。それぞれの分類ユーザーに予算内で漏れなくリーチできるようにすることでコストパフォーマンスが上がるはずです。
CTRを改善するには
Facebook広告はユーザーにとって“コンテンツ”です。広告を見る側にとって「魅力がない」とFacebookが判断した広告は、入札単価を上げないと表示されない仕組みになっています。
「魅力がない」と判断されるカギとなるのは、CTR(クリック率)が重要です。Facebook広告の配信単価は“入札単価×品質スコア”で決まります。その品質スコアを構成する主な要素がCTRなのです。CTRは高ければ高いほど、配信単価が下がり、費用対効果も向上していきます。
「対象ユーザーを惹きつける広告クリエイティブ」「クリックしたくなる仕掛け」「共有したくなる有益な情報」など、これらは常にテストを続けて成功パターンを探るほかありません。また、成功パターンに辿りついた後も、放っておけばユーザーは見飽きてしまい広告の“劣化”によるCTRの悪化に繋がります。
CTRの悪化はすなわちCPCの高騰、非効率なコストが嵩むことになりますので、広告の継続的なメンテナンスは非常に大切です。
Facebook広告の表示頻度を管理画面でチェックする
これは、同じユーザーに同じ広告を表示し続けることによる、CTRの悪化やCPCの高騰を防ぐために必要です。
Facebookページの管理画面から確認できる広告マネージャの『頻度』という項目を確認します。頻繁に広告クリエイティブを変更・検証している場合を除き、同じ広告をユーザー1人当たり何十回も表示したところで良い効果は期待できません。だいたい1ユーザーにつき、10回程度を限度と覚えておきましょう。広告クリエイティブの検証をしながら古いものは停止、新しい広告を追加していく作業が大切です。
停止・追加の際には、過去データを分析できるように“広告を複製”して新しい広告画像を差し替えることをおすすめします。今ある広告の画像自体を変更してしまうと、どのタイミングでどの画像に変更し、どんな効果があったのかが分からなくなってしまいます。
適切な課金方法を選択する
Facebook広告で選べる課金方法は以下の2つです。
- CPM配信/インプレッション課金(1000回広告が“表示”するごとに課金される方法)
- CPC配信/クリック課金(1回広告が“クリック”される毎に課金される方法)
基本的には、「クリック率が“高い”キャンペーンではCPMを、逆にクリック率が“低い”キャンペーンはCPCを選択」と覚えておいてください。
広告マネージャでは、キャンペーンを作成する際の目的を「ページへのいいね!」にすると、最適化CPMが選択されます。1日の設定予算の中で、「いいね!」をしてくれそうなユーザーに頻繁に広告が表示されるよう最適化してくれる仕組みになっています。また、広告やウェブサイトのクリックを目的で選択すると、CPCが自動的に適用されます。
広告作成後でも広告マネージャ上から、広告を『編集』することで課金方法の設定変更が可能です。まずはFacebookの最適化で配信をしてみて、改善の余地があれば課金方法の設定変更によるコストの増減を確認してみましょう。