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動画SEOで検索上位を狙うための7つの基本

動画SEOの基本。成長していく動画コンテンツで効果を上げるのアイキャッチ

動画でのSEOの基本について、YouTubeを題材にして解説します。通常のSEOとは異なる点もあるので、ビジネスでの動画活用を検討されている方にはぜひ参考にしていただければと思います。

動画SEOで検索結果の上位を狙う

ホームページと同じで、閲覧数を伸ばしたりコンバージョンを上げるためには、動画にもSEOが欠かせません。本題に入る前に、まずはSEOがどんなものなのか、簡単に解説しておきましょう。

SEOはもともと、ホームページなどで成果を上げるために使われてきた方法のことです。ホームページには、ECサイトや会社サイトなどさまざまなものがありますが、共通しているのは、成果を上げるためにはたくさんの人に見てもらう必要があるということ。

多くのユーザーは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使ってホームページを訪問します。そのため、成果を上げるためには検索結果で上位にランクインしていることが重要になります。そのための施策のことを、SEOと呼んでいます。

なお、SEOは英語の「Search Engine Optimization」の頭文字をとっていて、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれています。

動画SEOで効果を上げるための基本

ホームページで必要なSEOですが、動画にも応用することができます。一方で、動画でSEOを行う時には、ホームページの場合とは違った視点も必要になります。

本稿ではYouTubeを題材に、動画SEOの基本となるポイントについてまとめました。マーケティングなど、YouTubeをビジネスに活用している方を中心に参考にしていただければと思います。

キーワードを選定する

ホームページでの場合と同様、キーワードの選び方は最も重要です。ユーザーは、検索欄にキーワードを入力して検索を行います。動画のキーワードが適切でないと、見てもらいたいユーザーに動画を見てもらうことができなくなってしまいます。

それでは、キーワードはどのように選べばいいのでしょうか。

まず行うことは、どんな動画をつくるのか明確にしておくことです。どんな動画をつくって、誰に見てもらいたいのか、ということです。動画制作の方針、とも言えます。

動画制作の方針が固まったら、キーワードを具体的に選んでいきます。基本的には、ホームページの場合と同じようにすれば良いです。Googleで検索をしてサジェストを確認してみたり、Google AdWordsのキーワードプランナーで検索ボリュームを調べると良いでしょう。

動画施策の成否を握っているので、慎重に選ぶようにしてください。後述する、動画情報の設定にも影響します。なお、ここで設定したキーワードは必要であれば途中で変更をしてもかまいません。SEOの達成度合いによって、柔軟にキーワード選定をしていってください。

動画の情報を設定する

動画を作成したら、次はYouTubeにアップロードをします。その時に行うのが、動画情報の設定です。特に大事な4つのポイントについて、順に見ていきましょう。

タイトル

タイトルは、動画情報の中では最も大事です。検索結果でも表示されますし、ユーザーが動画を見てくれるかどうかはタイトルにかかっているとも言えます。

タイトルを書くときは、キーワードを盛り込むようにします。注意点としては、キーワードをできるだけ前半に盛り込むことです。タイトルが長いと後半の文字は表示されませんし、SEO上もその方が効果的だと言われているからです。

説明文

動画の説明文も、タイトルと同じように重要な項目です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、動画の中身を見ることができません。そのため、タイトルや説明文などの情報を参考にして、動画の内容を知っているのです。検索エンジンに動画の内容を正しく知ってもらうことは正しいインデックスにつながりますし、SEOにも良い効果があります。

さて、動画の説明文を設定するときのポイントですが、タイトルと同じようにキーワードを盛り込んでください。このとき、キーワードはできるだけ説明文の前半に配置するようにしてください。

YouTubeでは、動画の説明文は前半のみ表示されます。説明文の後半を見るには、ユーザーは「もっと見る」ボタンを押さなければいけません。動画の後半は見てもらえない可能性もあるので、キーワードなどのアピールしたい内容は、必ず説明文の前半に書くようにしましょう。

なお、説明文にはホームページへのリンクも表示できます。記事の後半で説明するCTAにもつながるので、動画に関するリンクは積極的に盛り込んでください。

タグ

YouTubeでは、動画にタグを設定しておくことができます。タグを設定しておくと、関連動画からの流入が得られるようになります。キーワードや動画の内容をあらわす言葉を設定しておくようにしてください。

サムネイル

YouTubeなどの動画サービスでは、動画作成だけに力を注げば良いのではありません。よく閲覧してもらえる動画にするためには、サムネイルが重要です。ユーザーはサムネイルを見て、動画を閲覧するか判断しています。動画の内容を魅力的に感じてもらえるようなサムネイルを設定するようにしましょう。

具体的には、インパクトのある画像やテキストを載せるようにします。連載などのシリーズの場合は、それとわかるようなマークやテキストを入れることも有効です。

CTAを活用する

CTAをご存じでしょうか。CTAとは、ユーザーに期待するアクションを取ってもらうことをいいます。英語での「Call To Action」の頭文字をとって、そう呼ばれています。

動画SEOの場合は、このCTAが特に重要になってきます。アノテーションやCall To Actionオーバーレイを利用して、ユーザーにアクションを取ってもらえるようにしましょう。

あとがき

動画でのSEOの基本について、YouTubeを使ってご説明しました。ご紹介した施策はもちろん重要なのですが、最も大切なのは魅力的な動画をつくることです。ターゲットとするユーザーに、価値ある動画を提供していくことを忘れないようにしてください。