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SNSマーケティングにおける、段階別twitter投稿の頻度

SNSマーケティングという言葉についてご存じでしょうか?
SNSとは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略称です。Facebook、Instagram、twitterなどさまざまなサービスが広く普及しているため、日常のコミュニケーションツールとして活用されている方はとても多いです。
SNSマーケティングにおけるtwitter投稿の頻度
今回は、SNSサービスの中でも若年層の利用が多い「twitter」について、投稿頻度についてご紹介したいと思います。全てのアカウントに共通した最適解はありませんが、おおよその目安としてお考えください。

twitterで1日につぶやく回数

twitterの運用を始めるにあたり、多くの人が「1日にどれだけつぶやけばよいのか?」という疑問を抱きます。この1日のつぶやき回数については、以下のようなパターンに収束するものと考えられます。

「1日3回」
「1日30回」
「内容を吟味したツイートを不定期に」

上記3つが推奨される「twitterの1日のつぶやき回数」です。そして、これは運用のフェーズ毎に変えていくことが望まれます。

【導入期】1日3回つぶやく

「1日3回つぶやく」ことは、twitterの利用経験が無い人物が運用担当者になった場合に有効です。

日常生活でtwitterを使用した経験が無い場合、まずtwitterというネットワーク上のルールや雰囲気というものを知る必要があります。そこで1日3回という回数に限定することで、twitterの世界に慣れ、そしてつぶやきに対してどのようなレスポンスがもらえるかを学習するOJTとしての効果も発揮します。

日中につぶやくタイミングについてですが、ツイッターで取り扱うジャンルによって反応が起きる時間帯は多少異なります。一般的には、午後2時位から深夜にかけてが一番反応が多いと言われています。
参考:SNS運用担当者必見!ベストな配信時間帯を見極めるために知っておくべき事 | Patto- スマホアプリ開発・CMSならiPhoneもAndroidも対応のPatto

その他、Tweroidといった自身のフォロワーのアクティブな時間帯を計測する無料twitterアプリなどがありますので、これらを組み合わせて、最適なつぶやき時間を模索してみましょう。
参考:Tweroid

【成長期】1日30回つぶやく

「1日3回」つぶやくことで、使い方、ネットワーク上の反応が理解できるようになった後は「1日30回」を目標につぶやいてみましょう。

この「1日30回」つぶやくことでもたらされるものは、「爆発力」です。とにかくtwitter運用後始めのうちはフォロワーの数も少なく、つぶやきに対して反応が全く無い状態が続きます。つぶやきの数を増やすことで、「タイムライン」に露出する回数も比例して増え、twitterユーザーの目に止まるチャンスが増えます。まさに溺れながら泳ぎを覚えていくようなスタイルですが、ここからユーザーからの返信、クレーム対応など多くを学びながら成長していくことができます。

つぶやきの回数が増えるとフォロワーも比例して増加するものです。そして、ここでユーザーの反応を見ながら、アカウントの方向性を模索していくことがさらなる「爆発力」につながります。このプロセスを通じて、twitter上での運用アカウントのプレゼンスが日々向上し、つぶやきに対して「いいね」「リツイート」を獲得しやすくなっていきます。

つぶやく時間帯ですが、これも「1日3回」の時と同様にユーザーの反応を見ながら模索していく必要があります。また、つぶやきの数が増えますので、twitter Analyticsなどの計測ツールを用いてつぶやきに対してのインプレッション、エンゲージメントといった数字を並行して分析すると効果的です。
参考:twitter Analytics

【安定期】内容を吟味したツイートを、不定期に

上記のプロセスを経て一定数のフォロワーが集まり、自社のtwitter上での方向性が定まった後の次のステップが「内容を吟味したツイートを、不定期に発信する」ことになります。

一般的に、twitterを企業が利用する真の目的は「ユーザーとのコミュニケーション」であると言われています。つまり、「私の会社はこんな会社であり、もっと多くの人に知ってほしい」というイメージを浸透させるために利用することが王道であるということです。

twitterの運用をしていると陥りがちな傾向として、日々の運用の中で「いいね」「リツイート」といったユーザーからのアクションを獲得していくと、段々「いいね」や「リツイート」を獲得することが目的となってしまい、上記で述べた本来のtwitterの目的から脱線した使い方をしてしまうことがあります。

従って既に世間での知名度がある企業、または「1日3回」「1日30回」のプロセスを経てtwitter上で多くのフォロワーを獲得した後は、「内容を吟味したツイートを、不定期に」発信する運用方法へシフトすることが望ましいでしょう。
理由としてはフォロワーの数が増え規模が大きくなればなるほど、ちょっとした間違いが「炎上」リスクを引き起こす要因となるので、1日にたくさんツイートをすると「誤ツイート」の危険性も高まるからです。

このフェーズにおいての理想的な成功例といえば「シャープ株式会社」が運用している公式twitterが挙げられます。
参考:SHARP シャープ株式会社(@SHARP_JP)さん | Twitter
すでに「シャープ」というブランドで世間に広く知られているものの、真面目な企業イメージとギャップのある「ゆるい」ツイートをしていることで昨今話題となっています。つぶやきの頻度はそこまで多くないものの、一件一件のつぶやきが吟味されており、ユーザーの反応も高くなっています。

まとめ

twitter投稿は、導入期「1日3回」、成長期「1日30回」、安定期「内容を吟味したツイートを、不定期に」によって、その頻度が異なります。今回は各フェーズ毎の投稿頻度についてご紹介させていただきました。

投稿頻度はあくまでも2次的なものであり、twitter運用において一番大事なことは「自社の持っているコンテンツを、それを必要としている人にいかにして伝えるか」です。そのための技術として「投稿頻度」があることを理解して、是非アカウント運用にお役立てください。