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【Google非推奨】サイトの検索順位を下げる4つの要因

内部対策やサイト構成を考える際には、サイトナビゲーションのナビゲーションをシンプルかつ分かりやすいものにすることが重要です。SEO対策になることはもちろん、ユーザビリティを上げるためにも役立ちます。
これはGoogleが制作している「検索エンジン最適化スターターガイド」(※リンク先PDF)にも掲載され、公式に推奨されているSEO対策でもあります。

逆に言えば、このスターターガイドに逆らっているページは検索順位を下げるナビゲーションを行っていることになります。自社サイトがそのようなナビゲーションを行っていないかチェックしてみましょう。

現在地を分かりにくくする

サイトを訪れたユーザーが、サイト内で迷わないナビゲーションにすることをGoogleでは推奨しています。ユーザビリティの面でも「迷子になるサイト」と「迷子にならないサイト」とでは大きな差があります。

つまり、現在地が分かりにくくユーザーが迷子になるのが、検索順位を下げるサイトナビゲーションと言えます。ユーザーをサイト内で迷子にする要素としては、下記のようなものがあります。

ディレクトリ構造が複雑
パンくずリストが無い
到達に必要なクリック数が多いページがある
XMLサイトマップが最新のものでない

迷子になってしまったユーザーの多くは、そのサイトによほど知りたい情報がなければ離脱してしまいます。また、これらは先述したようSEO対策の逆をいく「検索順位を下げる」要因でもあります。

ディレクトリ構造が複雑

ディレクトリ構造に関してはシステム面だけの問題と思われがちですが、現在見ているページから「末尾を削除したURLにアクセスする」「URLの数字を入れ替えたURLにアクセスする」という行為をするユーザーは居るものです。(スターターガイドにも掲載されていますし、個人的にもこういった行動を今までに何度も行ったことがあります)

ユーザーはこちらの思い通りにだけ動いてくれるものではありません。そのためできるだけシンプルな作りにすることが重要です。適切なディレクトリの下に目的とするページがある、という状況を維持できるようにしましょう。

ディレクトリが散り散りになっている、適切な場所にディレクトリが存在しないなどの要素が、検索順位を下げてしまいます。

パンくずリストが無い

パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部リンクを1列に並べたもので、サイトのナビゲーションを明確にする上で役立ちます。これを使えば、ユーザーは1つ前の階層やトップページに素早く戻ることができます。
(引用:検索エンジン最適化スターターガイド)

パンくずリストに関しての詳細は、過去記事『ユーザーにも内部対策SEOにも? 今導入すべきパンくずリストとは』をご確認ください。

ユーザーが目印にできるパンくずリストを奪って「迷いの森」ならぬ「迷いのサイト」をつくり上げることは、SEO対策にも影響するので注意しましょう。

到達に必要なクリック数が多いページがある

トップページから最も遠いページヘは何クリックで到達できますか?

クリック数が増えるにつれてクロール頻度は減っていき、全ての記事を網羅されなくなっていきます。また、ユーザーが目的のためにクリックする回数にも限りがあります。多くとも4回のクリックですべてのページへと到達できるようにしましょう。

無駄にクリック数を増やすことは、途中で離脱するユーザーを生み出してしまいます。また、トップページから遠ければ遠いほどインデックスまでの時間を長引かせ、検索順位を下げる要因ともなります。

XMLサイトマップが最新のものでない

Googleクローラーの手がかりであるXMLサイトマップを用意しなければ、自然と見逃されるページも発生しやすくなります。

用意はしているものの最新のものではない場合も、追加した部分はクローラーが自力で見つけ出す必要があります。そのため「用意してあるから良い」というわけではありません。自動で更新する方法もありますので、最新のXMLサイトマップを維持できるようにしましょう。

ユーザーに直接関係しないところではありますが、クローラーに迷子になられて困るのはサイト運営者です。

まとめ

プラスとして紹介するなら当たり前のことでも、意外と忘れられていることはあります。
他のサイトがやっていることをしないのであれば相対的にマイナスでもあるので、一度サイトナビゲーションを見直してみてはいかがでしょうか。