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ECサイトの強い味方「楽天市場」内でのSEOと集客方法

楽天市場にショップを持つメリットは、ずばり『集客力』です。

イベントやキャンペーンの開催、メールマガジンの配信など、およそ1億人もの会員を持つ楽天が、モール全体の集客のためさまざまな販促を行っています。そのメリットを活かし、楽天内の自社ショップに集客していく方法を紹介します。

ECサイトの強い味方「楽天市場」内でのSEOと集客方法のアイキャッチ

楽天市場の集客の特徴

集客方法に関して紹介していく前に、独自ドメインサイトと比較した場合の、楽天ショップの集客の特徴も軽く紹介しておきます。

集客力が高い

楽天市場の集客力は大きく、楽天でしか売上になってもらえないユーザーも居ます。
そのため独自ドメインサイトが軌道に乗った後も、楽天内の自社ショップを継続することは多々あります。

購入者のメールアドレスを取得できない

楽天での購入者データは、楽天市場が管理していてショップ運営側には公開されません。
メルマガの配信は、楽天ツールからのみに限られます。

楽天イベントに合わせたショップイベントを

「買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」など、楽天はテレビCMまで展開した販促を積極的に行っています。このタイミングで自社ショップも販促を強化すれば、購買意欲の高いユーザーが多く訪れるチャンスです。

赤字商品の販促力を使う

何かひとつの商品でも良いので、集客用の目玉商品として、赤字販売をするのはひとつの手です。同じ、もしくは類似した商品が数多く検索ヒットする楽天内で、他社との差別化を狙います。数あるショップの中から比較検討を経たユーザー集客が可能です。売れなければリスクはありませんし、検索数の多い人気商品なら膨大な集客を得ることができます。

ただ、この施策は“赤字”が前提となる集客のため、赤字の分だけリスクにもなります。必ずリピート促進できる企画も同時に考えておきましょう。ビッグイベント時の集客は、リピート効率がいいといわれています。

リピート施策には

リピート対策として、まずは購入者に「楽天スーパーポイント」の特典を付与しておくべきです。このポイントは、楽天が負担してくれるものがほとんど。ショップの負担を軽減したリピート販促ができます。

もうひとつは楽天メルマガです。購入者のアドレスは非公開ですが、楽天ツールを使用して購入者にメルマガの配信が可能です。一律で1通あたり0.75円の費用はかかりますが、リピート施策には欠かせないツールといえるでしょう。

検索結果からの集客力を上げるために

楽天イベント期間でなくとも、楽天内での検索結果で上位に表示させておくことで集客率を飛躍的に伸ばすことが出来ます。そこで必要になるのが『楽天SEO』対策です。Googleと同じように、楽天市場も独自で検索アルゴリズムを持っています。

商品名に上位表示したいキーワードを記載する

以下例のように、商品名プラスαの検索キーワードを商品名に詰め込みます。あまり詰め込み過ぎると、アルゴリズムにスパム扱いされてしまうので気をつけましょう。

例:≪送料無料★即納≫○○○○○≪あす楽対応≫( ○○○ 男性化粧水 メンズ 化粧水 男性用化粧水 メンズ化粧水 男の化粧水 メンズコスメ ○○○ )

キャッチコピー、商品説明文、販売説明文にもキーワードを入れる

商品登録の際、キャッチや説明文などにも出来る限り対策したいキーワードを盛り込みます。掛け合わせワードを探す時は、楽天検索内の「サジェスト表示」や「関連ワード」を参考にしましょう。

レビューを増やす

商品レビューは多いほうが有利といわれています。1商品あたり100件を目安にしましょう。
ただ、普通にやってもレビューが効率的に増えるわけではありません。レビューを書いてくれた方に対してのメリットを提示しておきましょう。例としては「送料無料」「割引」などがこれに当たります。
また、発送時メールや注文確定メールなどに、レビューをお願いする文章とURLを貼り付けておくなど、レビューにアクセスしやすいよう配慮しておきましょう。

楽天広告について

楽天市場では、モール内のバナー掲載、キーワード広告、メールマガジンなど、公式に広告メニューが数多く存在します。
楽天市場への出店自体に結構なコストがかかるので、集客のための必須施策とは言えません。何かひとつ挙げるのであれば、楽天SEO対策と合わせて『サーチワード広告』をおすすめします。

『サーチワード広告』とは、楽天内の検索結果“上位5枠”の広告枠に表示させるものです。キーワードごとに価格が異なり、高いものだと数万円にもなりますが、まずは数千円のスモール・ミドルワードを幅広く選んで出稿してみるのが良いでしょう。
注意事項としては、この広告によるアクセス解析などのデータは見ることができません。継続して常時広告出稿をするというよりも、楽天ビッグイベントに合わせて出稿するのが良いでしょう。