ローカルビジネスを行なっている方のためのペンギン2.0攻略法
5月22日にグーグルはペンギン2.0を公開しました。スパムリンクの恩恵を受けているサイトを一掃するための、より「深い」アルゴリズムのアップデートがペンギン2.0には含まれています。
ペンギン2.0では、特にユーザーを誤導しかねないバックリンクのパターンや、アンカーテキストの使用法などへの対策がなされています。このアップデートが小規模のビジネスサイトに対して与える影響についての情報がはっきりしていないのが現状です。
しかし今回のアップデートにおいて、地元情報の検索結果に大きな変化が見られていると報告されています。
これまでに寄せられている報告によると、ビッグキーワードの検索結果に多くの地元密着型のサイトが表示されるようになっていると言われています。
例えば、「コーヒー」というキーワードで検索すると、これまで検索がヒットするチャンスがなかったような地元のカフェやコーヒーショップが、今回のアップデートによって表示されるようになっています。
こうしたアップデートは小さなビジネスサイトにとって、歓迎すべき変化と言えるでしょう。ここでは、ペンギン2.0に合わせた、今すぐ行なうべきSEO対策方法のリストを取り上げたいと思います。
1.地元サイトからのリンクを得る
元来ペンギンのアルゴリズムでは、質の高いリンクや参照が重要視されています。
今回のアップデートではそれらに加えて、自社の会社名・住所・電話番号が、地理的・業種的に関連のあるサイトから引用されているかが、地元密着型の検索ランキングに影響を与えます。
それで、電話帳や各種地図サービスに自社の情報が正確に記載されているかを確認しておく必要があります。
2.ロケーション毎に個別のページを作成する
支店が各地に点在している場合は、ロケーション毎に個別のページを作成する方が良いとされています。
そうする事によってペンギン2.0による、ユーザーの位置情報に基づく検索ランキング上位を狙うことができます。
それぞれのページには自社の住所やコンタクト情報を含めておく必要があります。
3.Google+のローカルレビュー
グーグルの検索エンジンは、カスタマーレビューなどのソーシャルネットワーク上のシグナルに注目するようになってきています。自分が自社について述べていることよりも、顧客発信の自社に対するレビューが、より検索ランキングに反映されます。
ですから、顧客にGoogle+のローカルレビューをポストしてもらうように、Eメールなどで依頼することは有効な方法でしょう。さらには、カスタマーを自社のGoogle+ローカルページへ誘導するリンクを含むランディングページを用意することを考えてみて下さい。
4.モバイルデバイスに対応させる
地元密着型の情報を必要とする検索は、モバイルデバイスからのトラフィックが増えてきています。
こうした事実は、中小企業のサイトでも、いち早くモバイル対応のページを作成する必要性があることを示しています。
ある調査によると、モバイルデバイスでのサイト表示に満足できない場合、約40%の顧客は他社へと流れてしまうと言われています。
そのため、自社サイトのモバイル対応は必須事項であるだけでなく、準備したモバイルサイトに対しても上記にあげたような地元密着型のSEO対策を施すことにより、モバイルユーザーのユーザーエクスペリエンスを向上させ、より大きなビジネスチャンスを開くことができます。
こうした点に対する対策を施す事によって、ペンギン2.0は企業活動の後押しをしてくれるようになります。