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モバイルSEO対策の基礎

スマートフォンやタブレットの普及によって、モバイルデバイスからのウェブへのアクセスが急成長しています。ある調査によるとモバイルブラウザで最も使われている機能は「検索機能」であると言われています。さらに多種多様なアプリに検索機能が搭載されるようになったためモバイルからの検索トラフィックが急増しています。
それで人々はウェブ検索を「中心に」、あるいはウェブ検索の「ために」モバイルデバイスを使っていると言っても過言ではありません。これまでパソコン上で行なっていた検索作業をモバイルデバイスで行なうようになったという人も増えてきています。
このような近年見られるモバイル重視の検索トラフィックの増加に合わせた、効果的なSEO対策に真剣に取り組む必要があります。この記事ではモバイルSEO対策の基本的な点を取り上げたいと思います。

モバイルSEO対策:モバイルブラウザ・アプリ検索の基本

モバイルSEOについて語る上で押さえておかなければならないのは、ユーザーがパソコンで使用する検索エンジンの好みは、そのままモバイル検索にも反映されるということです。つまりユーザーはパソコンでもモバイルデバイスでも同じ検索エンジンを使用する傾向があるようです。例えばあなたがグーグル好きな方であれば、パソコンでもスマートフォンのブラウザでもグーグルを検索に使う事でしょう。その他の検索エンジンでも同じ事が起こります。

理解しておきたい別の点は、モバイルアプリ内蔵の検索機能は、アプリのユーザーインターフェースの一部になっているものの、概ね通常のブラウザの検索結果と同じ結果を表示させるという点です。

こうした事をふまえているなら、モバイルアプリやブラウザからの検索結果はウェブインデックスに大きく依存しているために、通常のSEO対策手法がそのまま適用できることが理解できるでしょう。

しかしながら、モバイルSEO対策として実行できる幾つかの点がありますので、その点を取り上げてみましょう。例えば、マルチプラットフォームのサイト構築に、単一のURLからそれぞれのデバイス用のページへ転送するという方法(web転送やシングルURLとも呼ばれる)が用いられます。

この方法でSEO上の効果を上げるにはサイトデザインからコーディングに至るまでを正しく行なう必要があります。そのため短期間で実行しにくいという難点があります。しかしサブドメインやサブディレクトリを効果的に使う事で、モバイル専用サイトのSEO対策の効果を十分に引き出す事ができます。特に次の点を考慮に入れてサイトを構築します。

・クローラーのアクセス設定:検索エンジンのクローラーがパソコン用のページとモバイル用のページの両方にアクセスしてページ構造を読み取る事ができるように、アクセス許可を設定しておきましょう。

・ページの読み込み速度:モバイルページは読み込み速度の早さが重要です。画像やスクリプトの最適化を行なって短時間で読み込むことができるページにしましょう。ユーザーはページの読み込み速度に敏感です。例え検索結果の上位にランクインしても、読み込み速度が遅いと、ユーザーは別のページへ流れていきます。

・ユーザーエクスペリエンス:サイト訪問者が必要とする情報を見つけやすいように情報を配置しましょう。コンテンツの見やすさや、ボタンなどのユーザーインターフェースのデザインは慎重に行ないましょう。

・クロールの阻害要素の削除:フラッシュや過度なJavaScriptなどのクロールを阻害するコードをできるだけ排除してください。こうした要素はページ情報が正しくクロールされない原因となりかねます。

現在のモバイルデバイスによるトラフィックの増加は、モバイルサイト構築の必要性を高めています。モバイルSEO対策の基礎となる以上の点を考慮に入れてサイト構築してみてください。