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2016年のトレンド:Instagram広告が持つ6つの特徴
Instagramは月間アクティブユーザーが世界で4億人を超え、日本国内だけで考えても810万人を超えている今注目のSNSです。その投稿に対するエンゲージメント率は、Facebookの3倍、Twitterの47倍とも言われています。
今回は、そんなInstagramで出稿が可能になった「Instagram広告」が人気を集めている6つの理由についてお話します。
目次
Facebookから広告の出稿ができる
Instagramは、Facebookの広告作成やパワーエディタから広告を出稿することができます。Facebookのように企業のInstagramのアカウントがなくても、Facebookの広告アカウントとFacebookページがあれば出稿が可能です。
詳細なターゲティング機能
Facebook上から広告出稿ができるように、Instagram広告はターゲティングもFacebook広告と同じセグメントを利用することができます。基本的なユーザー属性だけではなく、Instagramのフォローアカウントや、Facebook上の行動履歴などをターゲットに設定することが可能です。
ビジュアルコミュニケーションができる
Instagram広告のFacebookとの違いは、ユーザーの“利用目的”にあります。
Facebookユーザーは“情報”を求めているのに対し、Instagramユーザーはファッションコーデやライフスタイル、ペットなど自分の趣味や好きなものを見て楽しんだり、参考にしたり、という方がほとんどです。
つまり、たとえ広告だと分かっていてもユーザーの興味をそそる画像や動画であれば、高いエンゲージメントが期待できるということです。
Instagram広告に出稿する際は、ユーザーが求めるビジュアルに応えてテキスト等を最小限にし、“広告らしさ”をなくした画像や動画をメインに据えるのがオススメです。
より自然にユーザーに見てもらうことができる
「ユーザーとの距離の近さ」はInstagram特有のメリットです。自分の意志で選ぶ仲の良いユーザー、あるいは自分の趣味・嗜好と合うユーザーとのみ繋がることができるため、タイムラインに表示される投稿に対しての信頼度は自然と高くなっています。
また、タイムラインでは「誰の投稿なのか」ということよりも「どんな写真や動画か」にフォーカスを当てた見方をしている傾向が強く、投稿自体の良さが純粋にエンゲージメントに反映されるのも特徴のひとつです。
写真や動画の拡散に優れている
Instagramは、FacebookやTwitterなど他のSNSとの連携が容易にできることから、ユーザーによる拡散力が強いのが特徴です。ブランディングはもちろんのこと、幅広いターゲット層の獲得が期待できます。
また、拡散の際におさえておきたいのが『ハッシュタグ(#)』です。Instagramではハッシュタグ検索が当たり前の文化になっており、ユーザーは自分が求める写真はハッシュタグ検索で見つけます。広告投稿はハッシュタグ検索画面には表示されないものの、自社アカウントによる投稿はハッシュタグを活用しておくべきでしょう。
広告出稿用のInstagramアカウントが不要な点はひとつのメリットですが、SNSマーケティングの一環として、広告投稿と連動したアカウントの更新はしておいても良いかもしれません。
3種類の広告が選択可能
Instagram広告では、3種類の広告から目的に合わせて出稿することが可能です。
- リンク広告(写真広告)…Webサイトへの誘導
- 動画広告…動画の再生によるエンゲージメントやWebサイトへの誘導
- カルーセル広告
リンク広告
最も一般的な広告で、投稿する写真画像からユーザーをサイトへ誘導してくれます。自社のWebサイトへの誘導や、モバイルアプリのインストールができるページなどのリンク先を設定することが可能です。
ターゲットとするユーザーが好むであろう写真画像は、さまざまなターゲット設定ができるInstagramですから、複数パターン用意しておくことをオススメします。
動画広告
最大30秒の動画を投稿できる広告です。こちらもリンク広告と同様に、Webサイトへの誘導やモバイルアプリのインストールページを設定することも可能です。
動画マーケティングは特に今注目を集めている手法で、市場規模は急速に拡大しています。動画を見るユーザーにとってもエンターテイメントとして受け入れやすく、また拡散しやすい性質を持っています。
関連記事:中小企業でも始められる「動画マーケティング」4つの方法による成功事例
カルーセル広告
単一の広告ユニットに複数の画像を掲載することができる広告です。画面左に“スワイプ”していくことで、スライドショーのように複数の写真画像を見ることができます。1つの広告で3~5枚の写真画像とリンク先を設定することが可能です。
先に挙げた動画広告は多くのメリットがありますが、動画制作にかかる多少の手間は覚悟しなければなりません。
一方のカルーセルは複数枚の写真を連ねることで、動画広告同様ユーザーにブランドイメージを伝えやすいですし、手間もかかりません。アパレルやヘアメイクのようなコーディネイト集などは特に相性が良いでしょう。
「若年層へのアプローチ」としての利用が効果的
Instagramの大きな特徴として、「登録ユーザーの年齢層が若い」ということが挙げられます。特に20代男女の割合が高いので、若年層向けの製品やサービスを展開する企業では高い広告効果が期待できるでしょう。
ただし、ユーザー側はフィード上の広告を非表示にすることが可能ですので、違和感なくフィードに溶け込む広告を発信していくよう尽力する必要があります。