【Google】キーワードの検索ボリュームを調べる方法【Yahoo!】
リスティングにとってキーワードの検索ボリュームは、重要なデータです。当然のことながら、ボリュームのないキーワードばかりを入札しても、インプレッションすら出ません。
今回は、リスティングツールを使ったキーワードボリュームの調べ方を具体的に見ていきます。リスティングだけでなくSEO対策やコンテンツ制作にも役立つツールなので、使い方は覚えておいて損はありません。
キーワードボリュームの種類
最初に、検索ボリュームによって分かれるカテゴリ別のキーワード傾向を知っておきましょう。それぞれに明確な境界線はないものの、特徴を知っておくことでキーワードごとに市場の大きさを把握することはできるはずです。
ビッグワード
検索ボリュームやクリックは多い。競合も多いため単価が高騰しがちです。
コストパフォーマンスの悪いキーワード群ともいえるでしょう。入札用途としては、認知度の拡大や間接CVを狙うために使われることが多いです。
スモールワード
検索ボリュームやクリックは少ない。競合も少なく単価も安いですが、効率良く獲得できるCV数には限りがあります。
ミドルワード
ビッグワードよりも検索ボリュームは少ない。またビッグワードの掛け合わせなどをいいます。
ビッグワードでの獲得が難しい場合は、まずチャレンジしておくべきキーワード群です。
ロングテールワード
2~3ワード以上の複数掛け合わせで成り立つニッチなワード群。検索ボリュームは少ない。
ロングテールを数多く拡げることで、CV数も拡大できる見込みがあります。また、複数掛け合わせは検索ユーザーの意図も明確化しているため、広告とキーワードがマッチしていれば獲得の見込みが高いのです。
ツールで検索ボリュームを確認する
では、Google・YAHOOそれぞれのツールの使い方を見ていきましょう。
Google AdWords
管理画面「運用ツール」→「キーワードプランナー」→「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを指定して新しいキーワードを検索」で確認します。
ツールでキーワードを拡張したい場合は、「キーワードオプション」で「入力した語句を含む候補のみを表示」をオフにします。オンにしておくと、掛け合わせワードや関連ワードを見ることができます。
Googleは、キーワードだけでなく「商品カテゴリ」でもワードの絞り込みが可能です。キーワードを入力せず「商品カテゴリ」単体でも使用できます。調べるべきキーワード自体にイメージがつかない場合はカテゴリ検索を活用しましょう。
まず「広告グループ」タブでは、キーワードの分類をする際のヒントになります。また、検索の動向を知ることも可能です。例えば『化粧水』なら、「“ニキビ”よりも“毛穴”のほうが検索(需要)は多いらしい」ということが分かるわけです。
「キーワードタブ」でワードごとの検索ボリュームを見ます。Googleの場合、結果データは“完全一致のみ”の数値であることを覚えておいてください。部分一致が含まれると表示される機会が増えるため、ツール表示されている数値よりも大幅に実インプレッションは増えます。
また、検索ボリュームと一緒に“推奨入札単価”も出てくるので入稿の際に活用しましょう。
YAHOO スポンサードサーチ
管理画面「スポンサードサーチ」→「ツール」→「キーワードアドバイスツール」で確認します。
YAHOOは、キーワードごとに完全一致/部分一致を選択できます。キーワードを拡張する/しないもチェックで選択が可能です。指定の検索ボリュームのみを知りたい場合はチェックを、他キーワードも知りたい場合はチェックを外しましょう。
YAHOOの場合、推奨入札単価は出ませんが「希望入札価格」をブランク(空白)にしておけば、1位掲載の入札単価が分かります。「希望入札価格」に指定の単価を入力することで掲載順位が分かります。予算に合わせて入札単価を決めると良いでしょう。
また、YAHOOでは検索ボリュームの属性分布を見ることもできます。
「キーワード候補」の隣に並ぶ「属性別検索割合」タブをクリックすると、性別・年代別・地域別・曜日別にデータの分布を知ることが可能です。
Google・YAHOO共通ポイント
ツールで検索ボリュームが“ – (ゼロ)”と表示されても、実際には検索されているキーワードがあります。ブランド名やロングテールワードなど、実際に入札すればインプレッションやクリックが出る場合も多いです。
また、検索ボリュームは時期やイベントによって変動する点にはご注意ください。あくまで過去トレンドを参考にして抽出した検索ボリュームだということを覚えておきましょう。
ツールでの検索の際のヒントに「URL」を使用する場合、画像内に含まれるテキスト内容は読み込むことができません。最近のランディングページは画像中心に作られているものが多く、ツールが正確な内容を把握できない場合も多いと覚えておきましょう。