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【Google編】検索順位が上下変動を繰り返す4つの理由

SEOに取り組み始めた当初は、検索順位が激しい変動することも珍しくありません。
しかし、長期的に取り組んでいるにも関わらず順位が不安定である場合、その原因はどこにあるのでしょうか。
 
スイスGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、検索順位が上下変動を頻繁に繰り返す理由について以下4つの項目を挙げました。

パーソナライズ(プライベート)検索の影響

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Googleが導入している「パーソナライズ検索」および「プライベート検索
という機能が、検索結果を変動させている場合があります。
 
・プライベート検索
Google内にあるユーザーのデータ(スケジュールやGoogle+など)を関連付け、(*)検索クエリに対する回答を最適化する機能。
 
・パーソナライズ検索
ウェブの閲覧状況を検索結果に反映することで、検索結果の最適化を図る機能。
 
自社関連キーワードで検索すると自社サイトが上位表示されるにも関わらず、Google AnalyticsやWebmaster Toolなどで見ると平均掲載順位が低く表示されていることがありますよね。
 
これは「このキーワードに関するページだとこのサイトを最も閲覧しているから、このウェブサイトのものを提示しよう」というパーソナライズが行われていることで起きる矛盾なのです。
 
同様の機能により、検索ユーザーがいる場所によって検索結果が変わることもあります。
 
*「検索クエリ」ユーザーが検索時に入力する単語・フレーズ(複合語)のことを指す。

「新しい」「注目度の高い」トピックの出現

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ミューラー氏によると、突然検索されるようになった最新トピックに関するコンテンツを上位表示するアルゴリズムが存在するそうです。

これは恐らく「フレッシュネスアルゴリズム」や「QDF」のことでしょう。

例えば、ゴシップなどで急に話題となった芸能人がいたとします。
 
その芸能人の名前で検索するユーザーの多くは、話題となっている最新トピックを探そうとしているはずです。
それに合わせて、検索結果もなるべく新しい情報を検索上位に表示させるというものです。

技術上のトラブル

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急に検索結果へ表示されなくなった場合、多くの人が条件反射で「ペナルティを受けた」と判断してしまいます。
しかし、実はその大半が技術的なトラブルによるものだそうです。
 
例えば、該当するページを検索エンジンのインデックスへ登録しなくてよい、と伝える「noindex」がページ内に記述されていたり、「404」を返していたりすると検索結果から完全に消えることがあります。
 
過去にGoogleが「サーバー設定で起こるトラブル」について解説しているので、一度目を通しておくとよいでしょう。

アルゴリズムによる評価が確定していない

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アルゴリズムによる最終的な評価が定まっておらず、検索結果1ページ目と2ページ目のボーダーラインに立っている状態では順位も不安定のままです。
この場合、アルゴリズムが「検索結果ページにふさわしい!」と明言できるようにサイトを改善する必要があります。
 
アルゴリズムから高評価を得るためには、ユーザビリティの高いコンテンツの作成が必須です。
現段階ではその見直しが必要、ということでしょう。
 
検索順位の変動において、対策できる部分とそうでない部分があることが解りましたね。
 
パーソナライズやロケーションといったカスタマイズ機能は、こちらから対策をとることは基本的に不可能です。
最新トピックへの関連付けは出来なくもありませんが、予測の難しさを考えるとかなりの労力を費やすことになるでしょう。
 
今回の話のなかで、SEOを進めるうえで注目するべきなのは「技術トラブル」「評価未確定」の2点と言えます。