カスタマーオリエンテッド(Customer oriented marketing/顧客オリエンテッド)
カスタマーオリエンテッド(マーケティング)とは
顧客の満足度や利便性を優先した考え方で、企業の利益につなげる考え方(マーケティング方法)を指します。他の呼び方としては「顧客オリエンテッド」「顧客中心主義」というものがあります。
マーケティングは優先事項で名称が変化する
マーケティングは、何を優先して利益を伸ばすのかということによって名称が変化していきます。
たとえば、製品を中心とした考え方の場合は「生産志向(プロダクション・オリエンテッド)」、販売を中心とした考え方の場合は「販売志向(セールス・オリエンテッド)」となります。
カスタマーオリエンテッドが生まれた背景
これまでのメディアビジネスは、あくまでターゲットは「不特定多数」という印象が強いものでした。
ですが、最近ではユーザー個々の属性や傾向を知って、そのニーズに応えることが重要視されています。結果、顧客一人ひとりの属性や趣向に合わせた「ワントゥワンマーケティング」といったマーケティング手法が生まれました。
こうした顧客志向の考えを総じて「カスタマーオリエンテッド」と呼ぶのです。
カスタマーオリエンテッドは、ただ「顧客を大切にしよう」という考え方ではありません。
ユーザーの本音を聞き出して、新たな施策を打ち出したときに「本当にユーザーがそれを望んでいるのか」という点も理解しておくことが大切です。