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顧客との関係構築に特化した「コンテンツマーケティング」

WebサイトのSEO対策をするうえで、サイト内コンテンツの充実は避けて通れません。
なぜなら、良質なコンテンツを抱えていないサイトは検索エンジンからの評価が下がってしまう仕組みになっているからです。

検索順位を上げるためにさまざまな施策をしたとしても、検索エンジンからの評価が低い限り上位に表示されることは難しくなります。
ここで重要になるのが「コンテンツマーケティング」です。

しかし、このマーケティング方法を耳にしたことはあっても、その内容や目的を正しく理解している人は非常に少ないのが現状です。

 

コンテンツは「ユーザーとのコミュニケーション」である

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コンテンツマーケティングとは顧客が必要とする情報を理解し、それに適切なコンテンツを提供することで、購買につながる行動を引き起こすマーケティング方法です。

例えば肌荒れに悩んでいる人がいたとしても、最初から「肌荒れを解決する商品を探そう」と検索する人は少数のはずです。
多くの人はまず、その原因と対処法を知りたいと考える事でしょう。
このユーザーの場合は、肌荒れに関する知識が正しく且つ解りやすく説明されている記事が価値のあるコンテンツと感じるわけです。ユーザーが欲する情報を提供することは、Webサイトとユーザー間の重要なコミュニケーション手段となります。
このコミュニケーションの繰り返しが、ユーザーとWebサイトの信頼関係を構築します。

初めて会った医者と、普段から的確なアドバイスをくれる医者の二者から別々の医薬品を勧められたとしたら、迷わず後者を信頼しますよね。
それと同じように、コミュニケーションで築いたWebサイトへの「信頼」は、そのままブランドロイヤルティ(※)づくりともつながります。

(※)ブランド・ロイヤルティ(brand loyalty)
消費者がある特定のブランドを繰り返し購買し、かつ他の代替となるブランドがあるにもかかわらず必然的にそのある特定のブランドを購買し続けること

魅力的なコンテンツづくりにおける二つのポイント

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コンテンツマーケティングにおけるコンテンツ(内容)は、ユーザーが欲する情報である必要があります。
ユーザーにとって魅力的なコンテンツをつくるには、以下のようなポイントを意識しましょう。

■ターゲットを出来るだけ具体的に設定する
相手が欲するものを予想するにはまず、相手のことを詳しく知る必要があります。
既存顧客および見込み客の年齢、性別、職業、趣味趣向などを把握するということです。
ここが具体的であるほど、相手のニーズをよりピンポイントで予想することが可能になります。

■忘れられがちな「潜在顧客」へのアプローチ
見込み客は大体「潜在顧客」「顕在顧客」に分けられます。
大きくは同じ見込み客ですが、現時点での興味関心レベルが違うため、
求める情報も異なることを理解しておきましょう。

顕在顧客とは今すぐに購入を考えている人たちのことを指します。
そのため商材プロモーションにつながる記事にも高く関心を示す傾向にあります。

それに対し、潜在顧客とは将来的に購入する可能性がある人たちのことです。
潜在顧客が購入を考えるタイミングで自社サイトが思い浮かぶようにするには、それまでの間コンテンツを介したつながりを保つことが必要になります。

そのためにはコンテンツの更新頻度をあげるのはもちろん、コンテンツのバリエーションも重要になってきます。
商材のプロモーションに主眼を置いた記事ばかりだと「宣伝のためのコンテンツ」と認識され、情報への信頼を得にくくなるので注意が必要です。
「潜在顧客の呼び込み・確保」はコンテンツマーケティングの魅力のひとつです。
この点をおろそかにすると、得られるはずだった将来の顕在顧客を失う可能性もあります。

SEO対策として主流になってきたコンテンツマーケティング。何に関しても言えることですが、正しい理解無しに取り組んでしまうと本来の効果を得ることは出来ません。
今後導入を考えている方も、既に導入しているが思った効果を得られていない方も、まずはその特性や効果に対する基礎を学ぶことから始めてみましょう。