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獲得効率UP! リスティング広告のアカウント構成を管理するポイント

リスティング広告におけるアカウント構成は、適切に構築することで運用の効率を上げ、また費用対効果の改善に繋がる重要なスタートポイントです。理想のアカウント構成で配信をすることでさまざまな損失を防ぎ、またその後の改善も効率的に行うことができます。
今回は、効果を最大化するためのリスティング広告のアカウント構成についてご紹介します。

そもそもリスティング広告の“アカウント構成”とは

リスティングのアカウントは、「キャンペーン」「広告グループ」「広告」「キーワード」の4項目で構成されています。
大カテゴリの「キャンペーン」のなかに中カテゴリの「広告グループ」があり、その広告グループのなかに広告とキーワードが存在しています。
ひとつのアカウントには複数の上記4項目が存在しているのが通常ですが、Yahoo!リスティングとGoogleアドワ―ズでは登録できるキャンペーン数などの上限に違いがあります。

    【Yahoo!リスティング】

  • キャンペーン…1アカウントにつき、最大100個まで
  • 広告グループ…1キャンペーンにつき、最大2000個まで
  • 広告…1広告グループにつき、50個まで
  • キーワード…1アカウントにつき、50000個まで
  • 1広告グループにつき、対象外キーワードと合わせて2000個まで
    【Googleアドワ―ズ】

  • キャンペーン… 10,000 個まで(有効/一時停止中すべてを含む)
  • 広告グループ…1キャンペーンごとに 20,000 個まで
  • 広告…イメージ広告/ギャラリー型広告は 300 個まで※テキスト広告は 50 個まで
  • ターゲット(キーワード、プレースメント、ユーザー層リストなど)…1広告グループごとに 20,000 個まで

ひとつのキャンペーン・ひとつの広告グループにすべてのキーワードや広告を詰め込んでしまうのは良くない例です。入札するキーワードごとに、「同じ広告文で問題ないか」「同じ遷移先で違和感はないか」を意識しましょう。また、配信の損失を極力防ぐためにも、キーワードごとに細分化し、キャンペーンや広告グループを分けるのが理想です。

では、具体的にその理想的なアカウント構成をご紹介していきます。

ありがちなキャンペーン構成の失敗例とは

キャンペーンでは日ごとの予算、配信スケジュール、地域、デバイスごとの入札設定などを決めることができます。
日ごとの予算とは、広告の掲載につかう1日あたりの予算金額をさします。この日予算が不足してしまうと、せっかくの見込みが高いユーザーへの表示チャンスを逃してしまう可能性も出てきてしまうのです。そのため、「すべてのキーワードごとに最適な日予算が割り振られているか」を規準にキャンペーンは細分化しておくことがおすすめです。そうすることで表示機会の損失を防ぎ、また効果が良い/悪いキャンペーンごとの予算調整もスムーズにできるようになります。

例1)『日予算と入札単価のバランスが悪いケース』

「キャンペーンの日予算10,000円/キーワード10個の入札額500円」
この場合、単純計算でも10個のキーワードが500円のCPCでクリックされた場合、1日に獲得可能なクリック数は「2クリック」ということになります。

改善のヒント

この場合、キャンペーンの日予算を上げることをまず検討します。それが難しい場合は、キーワードを別の新しいキャンペーンに移動させるか、入札単価を下げる調整をしましょう。入札単価を下げることは、掲載順位をも下げることになりますので、その点も留意した単価調整が必要です。

例2)『1キャンペーンに広告グループが多すぎるケース』

ひとつのキャンペーンに多すぎる広告グループが存在する場合、日予算は細かく分散して配分されてしまい、検索ボリュームの大きい広告グループに予算が集中することになります。つまり、日予算がすべてのキーワードにいきわたらず、表示機会の損失が発生してしまうのです。これは、広告グループの中に詰め込み過ぎたキーワードに対しても同じことがいえます。

改善のヒント

広告グループは「単体ワード」「掛け合わせワード」ごとに細分化し、さらには「完全一致」「部分一致」などのマッチタイプごとにも分けておくことが理想です。入札単価は完全一致を部分一致よりも高めに、単体よりも掛け合わせワードを高めに設定しましょう。入札単価の優先順位は以下の通りです。

掛け合わせ(完)>掛け合わせ(部)>単体(完)>単体(複)

キャンペーンを分けるポイント

キャンペーンを分ける際の基準とするべきポイントは以下3つです。

  1. ビッグワード(検索ボリュームが大きいキーワード)
  2. 社名やブランド名
  3. リンク先URL

「1.ビッグワード」は最適な入札がされていれば表示回数が多く、他のキーワードと一緒にしておくと日予算の制限によって表示機会を失う可能性が高いためです。
ビッグワードは特に「単体キャンペーン」と「掛け合わせキャンペーン」をも分けておくことをおすすめします。

「2.社名やブランド名」ワードは、CPCが安く獲得効率も良い傾向にあります。そのため、日予算の上限は余裕をもって設定しておくことが望ましいので個別に分けておくことで獲得の最大化を図ることができます。

商品やサービスが複数種類あり、「3.リンク先URL」も複数ある場合はリンク先URLごと、もしくは商品やサービスごとにキャンペーンを作成しましょう。この分類をしておくと、配信後にどの商品カテゴリの効果が良くて悪いのかを見極めるのに非常に役に立ちます。

広告グループを分けるポイント

広告グループを分ける際の基準とするべきポイントは以下の通りです。

  1. 単体/掛け合わせワード
  2. マッチタイプ
  3. キーワードと広告文の関連性

「1. 単体/掛け合わせワード」「2. マッチタイプ」

先にも説明しました通り、単体/掛け合わせワードや、マッチタイプによって広告グループは分けることをおすすめします。そうしておくことで、獲得効率を詳細に検証することができるほか、入札単価の調整やクリックの最大化を図ることができるようになります。

「3.キーワードと広告文の関連性」

たとえば「美容液 美白」「美容液 乾燥肌」これらのキーワードは、検索ユーザーが美容液に求める効果効能が異なることが明らかです。この場合、「美容液 美白」というワードには美白訴求の広告文を、「美容液 乾燥肌」には保湿訴求の広告文を設定しましょう。そうすることで、クリック率の向上が期待できます。

リスティング広告のアカウント構成は、細かく分類することが重要です。最適な配信ができるだけではなく、配信後の調整がスムーズにできるほか、獲得効率の改善にも直結します。いま一度、検索するユーザーの視点からキーワードや広告グループを見直し、無駄のない配信ができるアカウント構成を設計してみてはいかがでしょうか。