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男女でどう違う? WEBマーケティングでターゲットを明確にする重要性
WEBマーケティングを行う上で、ターゲットとする人物像をどれだけ明確にイメージできるかどうかは重要なポイントです。
一般的にアプローチするべきターゲットを考えるときには、自分の商品・ブランドに合う年代や性別、趣味嗜好、抱えているお悩みなどをイメージすることでしょう。その際に、それぞれのターゲット層がどのような消費傾向を持っているのかを深く理解しておくことは、ターゲット設定の精度を上げるために非常に役に立ちます。
例えば「韓流ドラマが好きな人には美容商品と相性のよいユーザーが多い」などといった、一見すると関連性の低そうなターゲット層にも可能性が潜んでいたりするかもしれません。
今回は性別、男性と女性で異なる消費行動について読み解き、WEBマーケティングにどう活用するべきなのかをお話しします。
男性と女性の脳の違い
男性と女性は、生まれつき脳に違いがあり、そのため興味の対象も男女で異なるといいます。
男性は生まれつき「対物」志向が強く、女性は「対人」志向が強いです。
小さな子供の頃、男の子はロボットや車などのおもちゃで遊び、女の子はおままごとや人形遊びを好む傾向があるのはそのためだと言えるでしょう。
また、母親がタブレット端末を使ってインターネット検索をしている姿を子供が見た際にも男女で違いがあります。男の子は母親が持っているタブレット端末自体に興味を持つのに対し、女の子は母親の表情に注目する傾向があるのです。
つまり、購買行動を考えた場合にも、男性と女性では同じ商品に対する捉え方や感じ方が異なるということがいえます。
男性と女性の購買行動の違い
生まれつきの脳の違いから、購買行動も男性は「目的を果たすため」、女性は「共感し深く理解するため」にインターネットを利用する傾向があるようです。
つまり、自社のWEBサイトを訪れる場合、男性は明確な目的を持ってそれだけを果たそうとする傾向があるのに対し、女性は興味のある目的をさらに深く知ろうとサイト内を回遊する傾向があります。
そもそもの購買意欲となるきっかけにも男女で異なります。
女性は周りの人間関係やトレンドをきっかけにして購買意欲を得ることが多く、一方で男性はニュースなどから知識を得て役に立つものや新しく得た目的を達成しようと購買意欲を持つようになる傾向があります。
購買までの行動については、男性はストレートに、そして簡潔に目的を達成しますが、女性は購買までのプロセス自体を楽しむ傾向が強いです。
ターゲット別にWEBサイトの最適化を
ターゲットを設定する際には、まず「男性/女性」を決定する企業も多いのではないでしょうか。上述した通り、男女によってその購買行動にはさまざまな違いがあるということが分かりました。これはつまり、それぞれのターゲット別にWEBサイトを最適化することで、更なる向上を目指すことができるということです。
ターゲットが男性の場合には、価格や商品スペックなどの目的に関する情報を明確に伝えましょう。「商品比較コンテンツ」なども目的達成のヒントになるのでオススメです。
一方で女性がターゲットの場合には、WEBサイト内にあらゆる関連コンテンツを用意し、商品にまつわる情報収集を楽しんでもらえるような設計が欠かせません。
情報収集も楽しみたい女性には「クチコミ」や「サンプル・トライアル商品」を提供することも有効です。
ターゲットの傾向を理解することが何よりも重要
既存顧客の属性に、例えば「20代/女性/大学生」が多かったからといって、WEBプロモーションにおけるターゲットを「20代/女性/大学生」に設定するだけでは、本来得られるべき効果を得られません。20代の女子学生がどのような購買行動をもつ傾向があるのかを深く理解し、その上で必要なサイト設計やコンテンツを用意しておくことが肝心です。
WEBプロモーションの施策を練る際には、こうしたターゲットによる傾向の違いを深く理解することで、より精度の高い策をたてることが可能になります。今回の性別に関わらず、年代や職業によってもそれぞれに傾向の違いが存在しています。
違いを理解した上で、ニュースサイトに商品リリースを出すべきなのか、他社商品との比較をするべきなのか、SNSによる口コミを増やすべきなのか、サンプル商品で集客するべきなのか等を検討しましょう。ターゲットによって変化をもたせ、工夫することで購入率は大幅に改善できることでしょう。