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「Yahoo!コンテンツディスカバリー」の審査を通過するための対策とは

「YES」「NO」で道が分かれている標識
インターネットユーザーは、『NAVER』や『MERY』などのキュレーションメディアや、FacebookやTwitterなどのSNSによって情報収集をすることが当たり前になりました。そんなインターネットの流れを掴むべく登場したのが『Yahoo!コンテンツディスカバリー』です。日本最大級のメディアであるYahoo!ニュースをはじめ、集客力のある多数提携メディアに自社のコンテンツを届けることができるサービスです。

こうしたメディアは、提供するコンテンツに中立性の高さやコンテンツの質の高さを求めているため、Yahoo!コンテンツディスカバリーの審査は他のWeb広告よりもかなり厳しい基準が設けられています。今回は、そんなYahoo!コンテンツディスカバリーの厳しい審査をスムーズにパスするために抑えておくべきポイントをご紹介します。

Yahoo!コンテンツディスカバリーの審査には2種類の審査基準がある

複数人が審査している様子

Yahoo!コンテンツディスカバリーでは、そもそも出稿するコンテンツ内容が掲載先メディアの記事コンテンツとマッチしない場合、掲載自体が難しいというのが現状です。
このような「そもそも」Yahoo!コンテンツディスカバリーに掲載が可能かどうかを審査するのが「ベース審査」さらに掲載メディアごとの基準でコンテンツが掲載可能かどうかを審査する「エディトリアル審査」という2段階の審査基準がYahoo!コンテンツディスカバリーには存在します。

  1. ベース審査…Yahoo!コンテンツディスカバリーに出稿が可能かどうかの基本的な審査基準
  2. エディトリアル審査…ベース審査基準をパスした後、各掲載メディアごとに定める掲載基準での審査
  3. つまり、ベース審査をパスした後のエディトリアル審査で、どのメディアの審査基準をクリアできるかで実際に配信できる面が変わってくるということです。

    ベース審査で確認される「掲載不可のポイント」とは

    腕でバツ印をつくっている女性
    では、まずベース審査を通過するため、Yahoo!コンテンツディスカバリーが掲載不可としている出稿ページの規定を見ていきましょう。

    • FacebookやTwitterなどSNSの投稿ページ
    • RSS形式のページ
    • HTML上に存在しないもの(動的に変化するページなど)
    • ディレクトリや商品一覧ページ、又はインデックスページ
    • (サイトトップページ、カテゴリトップページなど)

      ※この場合、一覧ページを使用する明確な意図やテキストコンテンツ・動画などがある場合には掲載可能になるケースもあります。

    • ユーザーの意思に関係なく、半ば強制的にダウンロードを開始したり、アプリを起動するもの
    • コンテンツ閲覧を妨げる広告表示などがあるページ
      (ページ内のオーバーレイ広告や、視界を妨げる大きなバナー広告、ポップアップなど)
    • ページを閉じる際のポップアップや別リンクが表示されるページ
    • コンテンツの続きを読むために登録やSNSのシェアなどアクションが必要なもの
    • 自動で音声が出るページ
    • あくまでテキストや画像、動画を使用した、ユーザーが知りたいニーズに応える“情報コンテンツ”で構成されているページであることが大切です。離脱防止のポップアップなど、広告主としては当然利用するであろう便利な機能も審査不可の対象となっているので注意しましょう。

      審査に通るためのコンテンツ内容とは

      タブレットでコンテンツを見ている女性

      次にコンテンツ内容を見ていきます。Yahoo!コンテンツディスカバリーでは、掲載できない3つのコンテンツ内容として以下を掲げています。

      1. 法令、社会規範、公序良俗に反するものや、他人の権利を侵害し、または、他人の迷惑となるもの
      2. 違法またはヤフー株式会社が不適切と判断する商品、サービスの利用を勧めるもの
      3. 特定の思想を表現したもの
        1. リスティング広告であるスポンサードサーチとほぼ同様の内容にはなっているものの、実際の審査ポイントはやはりYahoo!コンテンツディスカバリーならではのものがあるようです。そこで、曖昧な掲載基準の表現で分かりづらいYahoo!コンテンツディスカバリーの3つのガイドラインについて、具体的なよくある不可理由と改善ポイントをご紹介します。

          ■購入ボタンなどユーザーにアクションを起こさせるための過度な露出や誘導
           ⇒冒頭には第三者的なあくまで客観的な情報コンテンツをメインに置くこと
          ■ランキングサイト風ではあるが、公平な比較ではない
           ⇒各ランクアイテムについてもメリットなどを記載し、均等な情報量をもたせること
          ■季節感や情報の鮮度に欠ける
           ⇒季節感を合わせることは必須です。また周知の事実ではなく、まだ広く知られていないコンテンツ、あるいはユーザーが読んで新しい価値にできるようなコンテンツを記載すること
          ■タイトルや見出しとコンテンツ内容が一致していない
           ⇒タイトル内容に合わせたコンテンツ、もしくはコンテンツに合わせたタイトルに変更

          大前提として主観的なものではなく、第三者視点でのコンテンツを質的・量的に十分に提供し、そのコンテンツに対する客観的な説得力を伝えることが重要です。
          とはいえ、例えば広告主がECサイトであれば、最終的な成果地点が商品購入であることは変えられません。調品購入というゴールから逆算するように、ターゲットはどんな悩みを抱えているのか、何を知りたいのか、それらがどういったコンテンツで商品ニーズへと繋がっていくのかを連想することです。ユーザーにとって読みやすい文章構成であることも心がけましょう。

          Yahoo!コンテンツディスカバリーの実際に掲載されるメディアとは

          Yahoo!ニュースをはじめ、Yahoo!コンテンツディスカバリーではさまざまな提携メディアへの出稿が可能です。コンテンツを練る際には、まず掲載したいメディアの市場調査をしておくことでヒントやコンテンツの特徴を掴むことができます。

          掲載先メディア一覧※一部抜粋

          いちからコンテンツを作成するということは、そう簡単なことではありません。どうしてもイメージがわかないという場合には、『コンテンツ事前相談』といって記事内容やサイト構成の審査を事前に行ってくれるオプションの利用がおすすめです。

          商品やブランドの効果効能や特徴だけでは顧客獲得を拡大し続けるのは難しくなっていくことが予想されます。Yahoo!コンテンツディスカバリーの厳しい審査をパスするコンテンツ作りは、自社の顧客獲得に繋がるコンテンツ財産の創造にもつながります。今後の拡大のために是非とも今この機会に本格的なコンテンツマーケティングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。