お願いだから見てほしい『HIGH&LOW』
2016年も残すところあと2ヶ月半。
今年は、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『デッドプール』など、アメコミ映画が大いに盛り上がった年でした。
『ドクター・ストレンジ』の公開が控えるMCUに加えてDCEUも本格的に始動し、これからの展開にますます期待が高まります。
個人的には、ガル・ガドットが美しすぎる『ワンダーウーマン』の公開が楽しみです。『バットマンvsスーパーマン』ではワンダーウーマン登場シーンのあまりカッコよさに思わず声を上げました。
また今年は、邦画界が大いに盛り上がった年でもあります。
直近では、『シン・ゴジラ』『君の名は。』の大ヒットが話題を集めていましたね。
そんな2016年の(個人的)邦画ランキングで暫定トップに輝いているのが、『HIGH&LOW THE MOVIE』です。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は、1回でいいからなんとかして見てほしい2016年公開の邦画として『HIGH&LOW THE MOVIE』をご紹介します。
『HIGH&LOW THE MOVIE』をオススメしたい3つの理由
『HIGH&LOW』略してハイローは、EXILE TRIBEの所属する芸能プロダクションLDHが手掛ける総合エンターテインメントプロジェクト。映画やドラマを始めとして、ライブ、SNSコミックなどのさまざまなメディアを通して展開されています。
タイトルで分かる通り、現在公開中の『HIGH&LOW THE RED RAIN』もハイロープロジェクトの内の1つ。
ハイロー映画の大まかな内容は、「拮抗する5つの勢力によって治められているSWORD地区に、かつてその地域を支配していたチームの総長や海外マフィア、別の地区を支配するチームなどが集まって大乱闘」です。
「EXILE」「勢力」「チーム」「大乱闘」といったワードで気が引けてしまう方は多いと思います。パリピやヤンキーと呼ばれる人々が苦手な方の食指は決して動かないことでしょう。
しかしこのハイロー、SNS上での口コミで話題が広がり、普段はEXILEに縁のない生活を送っている人々の間でも大ヒットしたのです。
ハイローをお勧めしたい個人的な理由は以下の3つです。
人物設定がスゴイ
ハイローに引き込まれるきっかけとしてまず挙げられるのが、個性豊かな登場人物達。
特に、物語の舞台であるSWORD地区を収める5つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校(おやこうこう)」「RUDE BOYS」「達磨一家」の頭を務める登場人物達の功績は計り知れません。全員キャラが立ちすぎている。みんな顔がスゴイきれい。オタクなら誰か一人は刺さる。
アクションがスゴイ
ハイローの最も推せる部分は、アクションシーンが全力なところです。
アクション映画や特撮ヒーロー番組が好きな人は絶対にハマるハイローのアクションシーン。
RUDE BOYSが治める「無名街」と呼ばれる街(スラム)でのアクションシーンはトニージャー主演の名作「マッハ!!!!!!!!」におけるタイの街並を活かしたアクションを彷彿とさせますし、SWORD地区を支配するべくやって来た500人超の大群に対抗するため、SWORDの各チームが続々と集結し、「SWORD連合軍」を成して決戦の場所へ向かうシーンはほぼ春の仮面ライダー映画。コンテナ置き場で繰り広げられる500人対100人、敵味方入り乱れての大立ち回りは圧巻です。
1から100まで決めカット
1から100までと言うと少し言い過ぎかもしれませんが、8.5割くらいは「すごいカッコイイセリフ」「すごいカッコイイ動き」を満載した「すごいカッコイイカット」の連続です。
映画の予告編には大体その映画の見どころとなる決めカットが集められますが、全編通して予告編のような熱量、テンションが継続すると言っても過言ではありません。
本編開始直後からクライマックスです。一つの街が火の海と化します。突っ込みどころも満載です。そんなテンションがラストまで続くため、息をつく暇もありません。
ハイローの底知れぬ魅力を言葉で伝えることは困難です。「ヤバイ」「スゴイ」という単語しかでてきません。
気になった方は、Huluで配信中の『HIGH&LOW』シーズン1とシーズン2をぜひご覧になってください。その流れで絶賛公開中の『HIGH&LOW THE RED RAIN』を見に劇場へ足を運んでください。その勢いで立川シネマシティが極上爆音で『HIGH&LOW THE MOVIE』を流してくれますように。よろしくお願いします。