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リスティング広告と合わせて使いたいツール10選

リスティング広告と合わせて使いたいツール10選のアイキャッチ
YAHOO!プロモーション広告やGoogleリスティング広告の運用には、とにかく幅広いさまざまな実務作業が発生します。キーワード出しからアカウント設計、入稿、設定変更にレポート分析……地道な手作業に膨大な時間をかけている運用担当者は少なくありません。
今回は、手間のかかる運用作業の負担を軽減してくれるリスティング広告運用のツールをご紹介します。基本なツールを中心にご紹介しますので、基礎から学び直したい方はぜひご覧ください。

リスティング広告「キーワードの抽出・選定」用ツール

まずリスティング広告をはじめるにあたって必要なのがキーワードの抽出・選定作業です。キーワード出しに便利なツールがこちらです。

『Googleキーワードプランナー』『YAHOO!キーワードアドバイスツール』

こちらはGoogleAdwordsとYAHOO!プロモーション広告それぞれに公式で用意されているキーワードツールです。
キーワードの選定や入稿する際の入札価格を参考としてチェックすることが可能です。月間の表示回数や指定キーワード以外の拡張ワードも知ることができるので、リスティング広告を打ち出す際には必ず利用しておきたいツールです。

Googleキーワードプランナー
YAHOO!キーワードアドバイスツール

『Googleトレンド』

Googleトレンドでは、時期ごとの検索ボリュームの推移や関連するワードなどをチェックすることができるツールです。
指定のキーワードの年間検索トレンドを知ることもできますし、去年と今年の検索ボリュームの比較や、検索エリア情報も知ることが可能です。
また、一般的に検索市場はどのようなキーワードで賑わうのかも教えてくれるので、シーズンに合わせたキーワード出しにも役に立ちます。

Googleトレンド

『共起語検索』

「共起語」とは、あるワードが検索や文章の中に使用される際に、そのワードとセットで出てくる頻繁が高い単語のことを指します。例えば「スムージー」というワードの場合、共起語は「手作り」「レシピ」「簡単」などが挙げられるでしょう。
こうした共起語のパターンを数多く知ることで、キーワード出しをする際の拡張に利用することができます。掛け合わせワードを充実させたい時に便利です。

共起語検索ツール

『Kizashi.jpラボ』

インターネット上にごまんと存在しているブログ内で、「どのようなキーワードが使用されているか」「そのキーワードはどんなワードと一緒に使われているか」をデータ収集し、解析してくれるツールです。
未知の検索市場や商材カテゴリのWEBマーケティングを始めるならば必ず活用したい便利ツールになります。予想もつかなかった掛け合わせワードや、競合名、代替となる商品の一般名詞などを発見できたりします。特に、「連想語」という欄に出てくるキーワードはよく注意してチェックしましょう。キーワード選定だけではなく、広告文やLPコンテンツにも役立つ情報が詰まっています。想像次第では、ターゲット層のニーズや傾向、バックグラウンドを汲み取るヒントにもなり得ます。
Kizashi.jpラボ

『goodkeyword』

『goodkeyword』は、GoogleやYAHOO!そして楽天で検索されている関連キーワードと掛け合わせキーワード、そしてサジェストキーワードを調査することができるツールです。Googleトレンドのデータも同時にチェックできるほか、実際の検索結果にもダイレクトに遷移するこができる便利ツールです。その他の検索エンジンではBingにも対応しており、幅広くキーワードを集収したい時におすすめです。

goodkeyword

『KARABINER』

無料で利用できる、キーワードの掛け合わせツールです。
手作業ですと、エクセル関数を使って「CONCATENATE」で漏れなく掛け合わせパターンを考えながらの作業になるところを自動でこなしてくれる便利ツールです。直感的に利用できる仕様になっていて、初心者にもとても使いやすいのが特徴です。また、最近では絞り込み部分一致にも対応したので「+」を手作業で追加する手間も省けるようになりました。

KARABINER

リスティング広告「入稿作業」用ツール

キーワードリストと入札単価などの情報収集が済んだら、次は入稿作業です。入稿は、CSVの規定がGoogleとYAHOO!で異なりますので、まずは各公式ツールを利用するのがベターです。

『AdWords Editor』

アドワ―ズエディターは、GoogleAdworsのアカウントを効率的に管理できる無料ツールです。ボリュームのある入稿作業をまとめてこなせるのはもちろん、設定変更やその他の追加変更も簡単にできます。
編集した指定のアップロード用CSVデータを使うこともできますし、直接的にAdwords Editor上でデータのコピー&貼り付けをすることも可能です。

AdWords Editor

『YAHOO!入稿ツール』

YAHOO!入稿ツールは、複雑で時間のかかる入稿作業を効率的に進めてくれるツールです。上述したGoogleの『Adwords Editor』に比べると、利用している人が少ないようにも思いますが、使えるようにしておいた方が絶対的に便利です。
こちらも同様に入稿以外にも、入札単価やマッチタイプの変更や、その他の設定変更をまとめてやりたい時にも非常に便利です。
スポンサードサーチと、そしてディスプレイアドネットワーク(YDN)のどちらにも対応しており、インポート用テンプレートファイルの作成から、入力する際の規則、広告のガイドラインまで、システムで簡単にチェックすることができます。

使い方は慣れてしまえば難しいことはありません。指定される順番通りにテンプレートファイルに必要情報を入力しておくだけで、マクロが勝手に入稿用ファイルを仕上げてくれます。

『Adwords Editor』と『YAHOO!入稿ツール』は、複数に及ぶキャンペーンや広告グループ、複雑なアカウント設計や変更をする際には必須となる便利ツールです。始めは使い慣れずに難しいと感じてしまう可能性はありますが、早いうちに是非とも利用してみることをおすすめします。

YAHOO!入稿ツールはYAHOO!プロモーション広告のエージェンシーポータル内、「支援ツール」で入手可能です

リスティング広告「トータルサポート」ツール

最後に、リスティング広告運用をトータルサポートできる便利ツールのご紹介です。複数のツールを利用するのが手間、全ての作業データを一元で管理したいなどの希望がある場合にはおすすめです。

『Lisket』

こちらは、上述してきたようなポイントで利用する無料ツールとは違い、リスティング広告の運用をワンストップで対応できるトータル支援ツールになります。
初期のアカウント構築からレポーティングまで、各種ツールが詰め込まれています。以下に利用できる一部ツールをご紹介します。
Lisket

SEOチェックツール

指定キーワードのSEO順位チェックや簡易的なSEO対策チェックが可能

競合他社広告分析ツール

競合の出稿広告を一覧表示できる

アカウントCSVチェックツール

Y!SSのインポートCSVデータのエラー要因チェックが可能

アカウントCSV相互変換ツール

Y!SSとGのCSVデータを相互に変換してくれる

アカウントCSV作成ツール

入稿の際のインポート用CSVを自動で作成してくれる

プレースメント検索ツール

YDN・GDNのプレースメントを検索できる

GAレポート作成ツール

Google Analyticsのデータをエクセル出力できる

基本的な「キーワード掛け合せ」や「検索クエリ抽出」「キーワードサジェスト」「レポート作成」などの機能も当然備わっています。

1人の力だけで広告の運用をするのであれば、担当者の負担を軽減してくれるツールの導入が不可欠です。これらのツールを上手に使って、効率的な広告運用を目指してくださいね