【SEO効果なし!?】中古ドメイン(オールドドメイン)活用マニュアル
オウンドメディアを新規に立ち上げるような場合。
オールドドメインという「中古ドメイン」の購入を検討される確率はかなり高いです。
僕は現時点で中古ドメインは「効果なし」とまでは言いませんが、少なくともSEOとして効果的ではないと考えています。
かつて被リンクで検索順位が上がっていた頃のオールドドメインとは違い、現在はGoogleからペナルティを受けるリスクが高くなっています。被リンクの効果がなくなったわけではないものの(※)相対的に落ちてきていますので、中古ドメインを購入するメリットは少なくなっていると言えます。
(※)被リンクの効果についてはこちらの記事で詳しく触れています。
被リンクSEOは効果アリ! 課題は一点「ペナルティのリスクを回避すること」
それでも中古ドメインを購入する場合、使い方には気を使うようにしましょう。
どのようなリンクが貼られているのかを確認し、場合によってはリンクからページの復元作成が重要となることもあります。
中古ドメインの探し方
オールドドメインを探す際、大切なのは「被リンクの質」です。以前どのようなサイトであったのか、ペナルティーは受けていないか、確認するようにしましょう。
中古ドメイン販売サイトであれば記載されているかとは思いますが、もし見つからない場合はペナルティチェックしてください。現在の被リンクを確認することも重要です。
ドメインエイジは半年以上のもので、これから作ろうとしているサイトと内容が類似したものを選ぶようにしましょう。被リンクがあってもサイトと関係ないアンカーテキストからのリンクであれば、スパムとして認識されるリスクが高くなります。
今までどのような運用をしていたか過去のサイト状況を調べるツールがあるので、こちらで過去の状況を遡ることができます。
また、有効期限が切れたドメインはGoogleに評価がリセットされている可能性がありますので注意しましょう。
中古ドメインの使い方
中古ドメインを購入後、Whois情報が書き換わる、サイトの内容が大幅に変化するといった可能性があります。これらはGoogleに評価をリセットされ、オールドドメインとしての価値を失いかねません。
オールドドメインを使用するのであれば、この2件には注意しましょう。どちらも揃っていれば高確率でリセットされ、オールドドメインとしての価値を失ってしまいます。最低でも内容は元々のウェブサイトと近いものを心がける必要があります。
また、オールドドメインを使用するのは本サイトでも良いですが、サテライトサイトとして使用することも検討しましょう。あくまでも発リンクで本サイトにページランクを受け渡すのが目的のサイトとしてしまう方法です。こちらの場合はそれほど細く考えなくても良くなります。
本サイトとして使うのであれば被リンクされている下層ページが存在しない場合、作っておくことも検討しましょう。
中古ドメインは今後ペナルティ対象ともなりうる
ざっくりとオールドドメインの使い方を紹介してきましたが、このSEOには1つ大きな問題点があります。それはGoogleが推奨するSEOではない、ということです。現時点ではまだある程度効果的に運用する方法もありますが、ユーザーのためにならない方法なのでいずれ必ず対策されていくでしょう。
今回紹介してきたのはあくまでも2015年12月時点のものであり、数年前と比べるとオールドドメインの価値は確実に落ちてきています。今後も最高で現状維持、最悪でペナルティ対象ということを認識しておきましょう。