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【Google】3分で読める「検索品質評価ガイドライン」

Googleは基本的にアルゴリズムなどに関することは公開していません。
検索品質評価ガイドラインも今までは非公開となっていましたが、今回Googleから公式に検索品質評価ガイドラインが公開されました。
Google「検索品質評価ガイドライン」を公開、翻訳&解説まとめのアイキャッチ

検索品質評価ガイドラインとは

Googleは検索結果が妥当かどうかをチェックするため、人力による品質評価を行っています。このガイドラインはGoogleに雇用された人物が、サイトの品質がどの程度かをチェックするためのものです。
これによってサイトは「最高品質」から「最低品質」まで、5段階に区分されています。

人力である影響から今までに何度か流出したことがありますが、Googleから完全版が公開されたのは初めてのことです。また、今までとの違いは「モバイル」に関する記述が多くなされていることです。
『Googleはモバイルに力を入れている』という認識はより強いものとなりました。

ちなみにこのガイドラインはPDFで160ページと長いものです。
原文はGoogleのWebmaster Central Blogでご確認ください。
ただ、長い上に英語なのでガイドラインを翻訳しているページもご紹介します。

Googleの検索品質評価ガイドライン英文160ページまとめ(Part 1 ページ品質評価)
リンク先のサイトでは4パートに分かれたガイドラインのうち、現時点で2パート目まで翻訳を終えています。丁寧な翻訳なので、読みやすいと思います。

検索品質評価ガイドラインは何のためのもの?

検索品質評価ガイドラインは個々のサイトを評価するため、ではなく、Googleが提供する「検索結果」の品質が良好かどうかを知るためのものです。
要するにGoogle自身が「Googleの検索品質ってどうなの?」ということを知るために行っているものです。
キチンと狙った通りの検索結果になっているのか。もしGoogleが想定していない検索結果ならば、アルゴリズムをどう改良すれば良いのか。こういったことを確認するための取り組みと考えて良いでしょう。

Googleはこのガイドラインで定めた品質を、現在のひとつの目標として設定しているわけです。ユーザーの役に立つことを理想と掲げているGoogleらしい取り組みです。

同時にこれはサイト運営者が、今後目指すべき方向性でもあります。
検索品質評価ガイドラインには、ページ品質評価ガイドラインというものがあります。これはページそのものの判断基準で、Googleが本来、検索上位に上げたいサイトか否かの判断基準です。ページ品質が「最高品質」や「高品質」として認識されるようなものであれば、SEO対策に強くなくともいずれ上位表示されていくサイトとなるでしょう。

Googleはモバイル検索を強化していく

全4パートのうち、1パート目が先述した「ページ品質評価ガイドライン」で、4パート目が評価者に対する「評価プラットフォームの利用方法」です。そして、残り2パートはモバイルに関するものです。2パート目は中項目で言えば1項目しかないのですが、ページ数では20にもなります。
いかにGoogleがモバイルユーザーを意識しているかが分かりますね。

Googleは「モバイルユーザーの検索行動と、PCユーザーの検索行動には違いがある」ということを示し、その上で「モバイルユーザーとしての評価」を求めるために2パート目を使用しています。
モバイルユーザーはPCユーザーに比べ「位置情報を重視しやすい」「簡潔な答えを重視しやすい」などの特徴を持っています。こういったユーザーが検索した際に役立つ情報であるのか、こちらも5段階で判定されています。

ちなみにPCでも「天気」と検索すると現在地の天気が表示されたり、「歯医者」と検索すると比較的近くにある歯医者が表示されたりはします。こういった検索結果の範囲はもっと広がっていくでしょう。
また、PCとモバイルでは求める情報がやや違うため、今後は端末によって検索結果が大きく異なるということも出てくるのかもしれません。

検索品質評価ガイドライン紹介&解説ページ

非公開だった検索品質評価ガイドラインの最新版をGoogleが公開

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