【SEOの基本】「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」を使い分けよう
コンテンツジャンル、マーケティング規模によって狙いを定めるターゲット層はさまざま。
SEO対策も規模によってもちろん異なります。
その中でも大切なのが、「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」
きちんと理解して上手く使い分けをしないと、どれだけ質の良いコンテンツを上げたとしても世の中に埋もれさせてしまいます。
賑わっていないジャンル、賑わっているジャンル
コンテンツマーケティングと一口に言っても、そのジャンルはさまざま。
田舎の不動産屋と都会のIT企業、どちらのマーケティングを行ってもコンテンツマーケティングと称されます。
しかし、もちろん規模もターゲット層も全くの別物。
田舎の不動産屋は、近所や電車で来れる範囲内のお客様をターゲット層に置くことが一般的かと思われますが、IT業界は世界規模にターゲット層を置いているかもしれません。
コンテンツを作成する際に、どちらも同じような書き方をして、「不動産屋」「IT企業」と検索して上位に上げればいいと言う訳でもないのです。
そのコンテンツに合ったキーワード、規模、ターゲット層を正確に把握し、企業にとってより利益のあるコンテンツ、SEO対策を行わなければなりません。
SEO対策がどんどんと普及している今、細分化されたジャンルをきちんと把握することがマーケティング成功のコツと言えるでしょう。
ビッグキーワードとは
ビッグキーワードとは、「検索される回数の多い言葉」のこと。
「化粧水」「ネット通販」「ゲームアプリ」など、分岐してない大元のキーワードということです。
ビッグキーワードの検索ページで上位表示を獲得出来れば、多くの流入が期待出来ます。
大手企業など、広い規模をターゲットに置いている企業はビッグキーワードでのSEO対策を行うと集客に繋がりマーケティングしやすいと言えるでしょう。
メリットは、多くの検索ユーザーの目に触れてもらえること、集客数の増加。簡単に言うと広い層に向けた広告効果は大いに期待出ます。
デメリットは、コンバージョンと言われる最終的な成果への期待が難しいこと、競争率が高くコストもかかること。
多くの人に見てもらえる分、「この情報じゃない」と思われてしまうことも多いです。
スモールキーワードとは
ビッグキーワードの逆で、「化粧水 保湿効果」「ネット通販 ロングコート」「ゲームアプリ 無料」など、より詳しく内容を絞った検索ワードのこと。
ある程度検索の目的が決まっているユーザーは、スモールキーワードで検索し、すぐに目的のサイトに到達することを望みます。
例えば上記で例に挙げた不動産屋。「不動産屋」と漠然とした検索をするより、「千葉県 外房線 不動産屋」などといったスモールキーワード寄りのSEO対策をする方が懸命でしょう。
メリットは、ターゲット層が絞れているのでコンバージョン率の向上が期待出来ます。
細かく分岐すればするほど、実際に利益に繋がる確率は多いでしょう。
また競合するサイトも少ないので上位表示が高く見込めます。
デメリットは、検索するユーザーが少ないこと。
多くの人の目に触れることは少なく、狙った層にしか検索されないことも多いでしょう。
どっちが利益になる?ビッグキーワードとスモールキーワード。
では、ビッグキーワードとスモールキーワード、どちらが実際の利益に繋がるのでしょう。
結果はスモールキーワードです。
コンバージョン率が高く見込めるスモールキーワードは、直接的な利益に繋がりやすいと言えます。
ですが、長い目で見た時に、スモールキーワードは一定以上の集客は見込めません。
そのジャンル、コンテンツが世間に注目されれば話は別ですが、ある程度ターゲット層を絞っている以上難しいと言えるでしょう。
逆にビッグキーワードは無限に可能性があります。
コンテンツはまず、人の目に触れて初めてコンテンツとしての意味を成すのです。
マーケティングを行うには、まず人の目に触れなければなりません。
双方の中間を取ったミドルキーワードという層も存在し、SEO対策が進んでいる今、どの層を取っても埋もれてしまうコンテンツがほとんどです。
企業の求める集客数、コンバージョン率と費用の兼ね合い、コンテンツの良質化が利益を会上げるポイントとなります。
ターゲット層、規模をしっかり把握し、コンテンツがどれだけ利益を上げられるかを予測することが大切です。