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【Twitter】新機能「クオリティフィルター」でマーケティングにどんな影響が!?
この度Twitterに、迷惑なツイートや不明なアカウントによるbotツイートなどの表示を減らす、「クオリティフィルター」という機能がリリースされました。
同じアカウントから投稿される同じ内容のツイート、自動生成されたbotツイート、また不快なツイートや品質が低いとみなされたツイートなどの、タイムライン通知を非表示にすることができるようになります。このフィルターの基準には、アカウントの言動やその他さまざまな要因が考慮されるようです。基本のデフォルト設定は、このクオリティフィルターがオンの設定になっています。
さて、今回はこの新機能「クオリティフィルター」によるWebマーケティングへの影響は、どのようなものが考えられるのか、そして今後とるべき施策について考えてみます。
新機能「クオリティフィルター」とは
この新機能であるクオリティフィルターのオン・オフ設定は、Twitterアプリ内の「設定⇒通知」画面から変更することが可能です。Twitterの公式サポートによると、以下がクオリティフィルターの概要説明になっています。
(Twitterヘルプサポートより引用)
クオリティフィルターをオンにすると、アカウントの所在地や行動などのさまざまな要素を利用して、表示されるツイートのクオリティを改善できます。重複するツイートや自動投稿と思われるコンテンツなど、不快なコンテンツが表示されなくなりますが、あなたがフォローしているアカウントや最近交流したアカウントからの投稿は表示されます。Twitterのトップ検索結果や返信など、通知タイムライン以外にも影響する点にご注意ください。クオリティフィルターはどのアカウントでも通知設定からオンオフが可能です。
今のところ、フィルターの詳細基準についてはまだ公開されていませんが、クオリティフィルターを利用すれば、スパムツイートなどの不快なツイートやリプライ、いいねなどで必要以上に通知が鳴るという問題が解決するという機能です。ただし、自分がフォローしているアカウントと、自分が返信ツイートなどを送ったアカウントなどについてはフィルターの対象外となっています。
考えられるWebマーケティングへの影響は
クオリティフィルターにより、フォローしていないアカウントのツイート通知が表示されにくくなります。自社のアカウントにフォロワーがあまり多くない場合は、コミュニケーションが取りにくくなるかもしれません。また、アフィリエイトなどに多く見られる自動生成のbotツイートもフィルターの対象になりますので、ツイートのコンテンツ内容には今以上に注意が必要になってきます。
フィルターの精度がまだ不明瞭な今しばらくは、誤検知によって自社のツイートが通知タイムラインから消されてしまう可能性も考えた施策をとるべきでしょう。
またフォローしていないユーザーとのコミュニケーションが難しくなることは必至です。今までは新規ユーザーへのアプローチにも積極的に活用できていたTwitter施策は、今後制限がかかる可能性が高くなるかもしれません。
今後とるべきTwitter施策とは
今後とるべきTwitter施策とは、結論からいうと、有益なコンテンツを投稿し、しっかり自分のアカウントにフォロワーを集めてコミュニケーションを図っていくことではないでしょうか。フィルターの対象となる「不快なツイート」やスパム的な要素をなくすということはすなわち、アプローチするユーザーにとって無益な内容ではなく、有益なコンテンツであることが大前提です。
適切なターゲットに必要とされている質の良いコンテンツを届けることは、マーケティングの本質にも繋がることです。Twitterにおけるプロモーションも同じで、Webマーケティングに本来あるべき施策をとっていかなければならない時がきたといえます。
たとえターゲットとするユーザーからフォローされていないアカウントでも、いいねやリプライ、リツイートなどでコミュニケーションが既にあればフィルターの対象外となります。こちらからの一方通行な投稿ではなく、ターゲットユーザーやファンとの相互的なコミュニケーションを意識した取り組みが重要なポイントです。
これを機に、今自分のTwitter施策は適切なユーザーに届けられているか、必要とされる有益なコンテンツを投稿できているか、一方通行ではなくコミュニケーションを図れているかを改めて見直すことをしてみてはいかがでしょうか。