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【SEO最新情報】AMPを導入することによるメリットとデメリット

今導入すべき? AMPのメリット・デメリットを紹介 のアイキャッチ画像

AMPは、モバイルページを高速で表示するための仕組みです。Googleが公式に対応を発表したことから、AMPは業界のスタンダードになる可能性があります。

ただし、まだ登場して間もない技術のため、導入する場合はメリット・デメリットを把握した上で取り組む必要があります。

モバイルを高速化する「AMP」

AMPとは?

AMPは前述の通り、モバイルページを高速化する仕組みのこと。GoogleやTwitterなどの企業が取り組んでいて、いまWeb業界で高い注目を集めています。英語でのAccelerated Mobile Pagesのイニシャルを取って、AMPと呼ばれています。

スマホやタブレットなどのモバイル端末が普及したことで、ホームページのスマホ対応は急務となりました。Googleなどの検索エンジンにとってもそれは同じで、モバイルのユーザー体験を改善するよう日々取り組んでいます。AMPはそのための施策の一つなのです。

AMPに対応することで、モバイルページの表示速度が約4倍に、データ量が約1/10になるとされています。AMPについては、下記のGoogle公式ヘルプにも解説があります。併せてご覧いただければと思います。

AMP ページの Google 検索ガイドライン – Search Console ヘルプ

AMPはまだ新しい仕様

実は、AMPは正式リリースされてから、まだ数ヶ月したたっていません。下記のGoogle公式ブログにて、2016年2月25日に発表されたばかりです。

Google Japan Blog: モバイルウェブをもっと速く

今のところ、AMPはブログなどの記事コンテンツのみに対応しています。AMPに対応してあるページはスピーディに表示されますし、検索結果でのカルーセル表示もはじまっています。ただし、記事執筆時点だとAMP対応はランキング要因にはなっていません。

AMPのメリット

AMPを導入した際のメリットについてまとめました。

モバイルページが高速化される

AMPを導入すると、モバイルページが高速で表示されるようになります。そもそもAMPとは、ページの不要なデータをそぎ落とす方法です。Googleもページのキャッシュを利用するようになるので、格段に表示速度が速くなります。

カルーセルで表示される

AMPに対応しているページは、Googleの検索結果でカルーセル表示されます。画像も大きく表示されるので、ページを目立たせることができます。オーガニックな流入についても、増加が期待できるでしょう。

なお、カルーセル表示されるためには、Googleの構造化データに準拠したマークアップがされている必要があります。

SEO効果が期待できる

AMPは検索エンジン最大手のGoogleが推し進めている仕様です。現時点ではSEO効果はありませんが、今後はAMP対応しているページが検索上位に表示される可能性があります。

ただし、どれくらいSEO効果があるのかは不透明です。以前も、著者情報(Author Rank)がSEOに影響すると言われていましたが、今では影響がなくなっています。Googleが方針変更をする可能性もあるので、最新情報をチェックしておく必要があります。

AMPのデメリット

次に、AMPデメリットについて見ていきましょう。

AMP対応は手間がかかる

AMPに対応するには、公式発表されている形にページを書きかえる必要があります。使用してはいけないタグがあったり、マークアップのルールもあります。そのため、AMP対応するにはある程度の手間は覚悟しなければなりません。

WordPressのCMSでは早速、AMP対応のためのプラグインも登場してきています。しかし、まだ作り込みが不完全なものが多いのでエラーも多いです。プラグインを使ったとしても、HTMLやCSS、PHPなどの言語を駆使して解決していくことが求められます。

導入前後でデザインに違いが出る可能性あり

AMPに対応するには、GoogleやTwitterが発表している仕様に合わせる必要があります。データ量を減らすことも念頭に置かれているので、デザインや機能が元の通りにはいかないことがあります。コンテンツが多い場合や、ハードにカスタマイズしてあるページは特に注意が必要です。

大幅なカスタマイズになる可能性もあるので、デザインや機能の仕様をしっかりと作り直してから取り組むようにしましょう。

あとがき

AMPはまだ新しい仕様なので、業界全体としてもまだ試行錯誤の状態にあります。最新の情報をチェックしながら、メリット・デメリットを把握しておくことが大切です。話題になっているからと気軽に取り組むのではなく、AMP対応するのであれば最適なタイミングで行うようにしてください。