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コンテンツマーケティングって効果なくない?


コンテンツマーケティングという言葉をよく耳にするかと思います。「言葉は知っているけど内容が理解できていない」、「実際にやってみたけど集客できない」などの疑問をお持ちの方は多いと思います。今回は改めてコンテンツマーケティングは効果があるか検証していきます。

そもそもコンテンツマーケティングとは何?

「ユーザーにとって価値あるコンテンツ」の制作・発信をとおしてサイトへの集客(ブランド認知)、見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法になります。

例えば、いきなり「この商品はとてもいいですよ」とアピールするのではなく、何かしらのコンテンツを間に挟むことで広告のような売り込みという印象を払拭することができます。

具体的な流れとしては、まずコンテンツを発信しサイトへの入り口を増やしていきます。次に潜在顧客のニーズを育成するために、よりニーズに合ったコンテンツを制作します。
最後に他にも見てみたくなるようなコンテンツも配信し、固定客として定着させるという流れになります。

効果がないと感じてしまう理由

①短期で効果を出すことが難しい

コンテンツマーケティングのデメリットとして、広告などに比べると短期で成果を出すことが難しく、長期の施策になることが要因の1つと考えられます。

コンテンツを配信してすぐに上位表示させるのは難しく、コンテンツが読まれない(見られない)状況が続くため、社内ではコンテンツ制作に無駄なコストを使っているのではないかという印象を与えてしまう可能性があります。
また、コンテンツマーケティングと広告配信を同時に行っていた場合、広告のほうがすぐに効果が得られるためコンテンツ制作に割いている費用を、広告費に投資したほうがいいという判断になる場合があります。

②費用対効果が見えにくい

もう1つのデメリットとして、費用対効果が見えにくいことです。
広告の場合、さまざまな指標を使い、明確に数値化することができます。また、目標が売上の場合も数値として見えるため、どのくらいの費用を投資したらどのくらいの売り上げになるかというのが分かります。

一方でコンテンツマーケティングの場合は、成果を計るための指標や数値はたくさんありますが、PV数やUU数が結果(売上)に直結しないことがあります。そのため費用対効果が見えにくい傾向にあります。

効果を感じるためにはどうしたらいいのか?

①社内で共通認識を持つ

コンテンツマーケティングは短期的な結果を求める場合としては向いておらず、長期的に継続的な顧客の確保に対して、効果を発揮するマーケティングです。この認識を社員もしくは担当者間で持つことが大切です。また、担当者間でコンテンツマーケティングのメリットを理解しておくことも重要です。
共通認識をもっていれば、短期的な効果が出ていなくとも、施策が継続しやすくなります。

②目標の立て方を変える

目標を立てる際には、売上や問い合わせ数などよりも、PV数やUU数など以前と比べて比較しやすい指標を目標に設定し、期間も3・6・12ヶ月目など中長期的細かく区切って比較することで効果を感じられる可能性があります。

コンテンツマーケティングはコンテンツの発信によってドメインを強くすることが目的であり、ドメインが強くなることで様々な施策を行った際に上位表示されやすくなります。

コンテンツマーケティングのメリットとは?

①低コストで始めることができる

コンテンツマーケティングは情報を配信するだけで始められるので、コンテンツを制作するための人件費などのコストは少なくすむため、費用面でのデメリットは少ないです。
また低コストでコンテンツを増やすことができるため、コスト効率が上がっていくのがコンテンツマーケティング最大のメリットといえるでしょう。

②コンテンツが資産になる

WEBページをコンテンツとして利用する場合は資産になります。コンテンツは一度発信されると半永久的に機能し続けます。また、検索したときに上位表示されるページであれば、この先の集客も見込めるようになっていき、コンテンツの量が増えれば増えるほど、顧客との接点が増えるためさらに購買意欲を高めることができるので、成果に繋がりやすくなります。

③広域に発信できる

コンテンツは不特定多数の人に見て貰えるので、対象の地域を幅広く設定できることが挙げられます。幅広い地域へテストマーケティングを行うことで、より広い範囲のニーズを知ることができ、より多くの顧客の獲得へとつながるのです。

④SNSとの相性抜群

ソーシャルメディアとの相性の良さが挙げられます。近年、ソーシャルメディアの勢いは止まることを知らず、その影響は凄まじい勢いを見せています。そのソーシャルメディアを利用し、コンテンツを拡散・評価させていくことで、顧客の口コミを得られるだけでなく、長期的なメリットを生み出します。この相性の良さから、今後もソーシャルメディアの有用性はコンテンツマーケティングには不可欠なものとなっています。

自社でコンテンツマーケティングを実施する際の注意点

コンテンツマーケティングではコンテンツ発信の頻度とコンテンツの質が重要になります。定期的に一定数発信する必要があり、コンテンツの質も問われます。その中で運用がうまくいかない理由をご紹介します。

①社内リソースの確保

こちらは多くの企業が抱えている問題ではないでしょうか?「社内でコンテンツを更新する人が足りない」というお問い合わせも多くあります。自社でやる際は社内にコンテンツを更新できる人がどれだけいるのか把握する必要があります。

②話のネタ不足

更新を続けていくと次第に発信するネタがなくなっていきます。話のネタがなくなると、商品やサービスに関係のない社員の日常を更新するようになり、集客用のコンテンツが社員日記になってしまうというケースも見られます。また更新を続けようと同じような内容のコンテンツを発信してしまい、顧客に飽きられてしまう可能性もあります。

③SEOを意識したコンテンツの発信

コンテンツを使って上位表示させるためには、少なからずSEOの知識が必要になります。ただコンテンツを発信していても、検索されやすいキーワードが入っていない場合や競合が多いビックキーワードばかり狙ってしまうと、上位表示されるのは難しいでしょう。しっかりキーワードを選定してコンテンツを発信していく必要があります。

コンテンツマーケティングを外注した際のメリット

①時間の確保

多くの場合、担当者はコンテンツ発信以外にも業務をしています。コンテンツ発信を外注することで、今までコンテンツ制作をしていた時間を他の業務に充てることができるので、業務の効率化が考えられます。

②人件費削減

コンテンツマーケティングの知識や運用経験がある人を雇うと人件費が発生します。運営ディレクションやコンテンツ制作ができる人材は希少で仮に固定給40万だとしても年間で480万かかります。その他の諸経費も考えるとそれ以上の負担を考えなければいけません。
しかしコンテンツマーケティングを外注した場合は、必要な時に利用できるので結果としてコストの削減に繋がります。

③専門知識の利用

コンテンツマーケティングにはさまざまな知識が必要になります。自社でコンテンツマーケティングを行っていますと、目的とは別の方向へ向かっていってしまう場合や、成果が出ずに辞めてしまう場合があります。コンテンツを外注することでこのような問題が解決され、担当者の成長にもつながります。

④見逃していた顧客の確保

自社で行っていく場合、今までの経験からターゲティングをしていくため、新しい顧客像を想像しにくい傾向にあります。
例えば、コンテンツマーケティングを外注した場合は、現在のトレンドや今までの経験をふまえて制作をしていくため、新しい切り口での顧客の確保に繋がります。

⑤継続しやすい

「時間が確保できる」でもご紹介しましたが、担当者は別の業務も兼任していることが多いため、ほかの業務に追われてしまうとコンテンツ発信が滞ってしまい、一度滞ってしまうと挫折してしまう可能性が高くなります。しかし、コンテンツ制作を外注することで継続的にコンテンツ発信ができます。

まとめ

コンテンツマーケティングは効果がないと勘違いしてしまう理由はいくつかあり、効果ができる前に辞めてしまった場合や、ターゲットの絞り込みやキーワードの選定などのノウハウが不足している場合などさまざまです。
コンテンツマーケティングは地道な努力が必要な長期施策です。社内で行う場合は、リソースや知識面など社内で継続的に行っていける環境にあるのかを考える必要があります。
リソースが不足していたり、ノウハウがない場合は、外注を使ってみるのも1つの手段です。
弊社はコンテンツマーケティング事業を展開してから、約250社以上との取引があり、記事の制作本数も10,000本を越えています。新たにコンテンツマーケティングを始めたいけどノウハウやリソースがない場合や、自社でやっていたけど効果が出なくて困っているなど、自社では対応が難しく困っている方はぜひお気軽にご相談ください。