ホーム > 社員ブログ > CMS用途別比較! 導入しているCMSは使いこなせていますか?

CMS用途別比較! 導入しているCMSは使いこなせていますか?

cms比較

ブログや、コンテンツマーケティング、不動産サイトの運用をお考えの方、すでに運用されている方、現在導入しているCMSは使いこなせていますか?

CMSといえばやはりワードプレスが有名です。利用している人の数が圧倒的に多いワードプレスですが、なぜたくさんの種類のCMSがある中ワードプレスが重宝されているのでしょうか。実は、ワードプレス以外にも使えるCMSはいくつも存在します。

今回は不動産サイト、ECサイト、キュレーションサイト、コーポレートサイトなどの使用用途別に、使えるCMSについて比較しながらご紹介していきます。

Word Pressってどんなもの?

Word Pressは、世界的にもっとも有名なオープンソースのCMSです。完全無料で始めることができたり、デザインテンプレートが多数用意はされていたりと追加機能(プラグイン)も豊富です。環境構築のためには多少勉強し慣れる必要がありますが、拡張性が非常に高いためサイトを作り込みたい人に最適です。

Word Pressのメリット・デメリット

機能の特徴としては、ドラッグ&ドロップエディターや、HTML・CSS編集機能があり、ECサイト用の機能も揃っています。サーバー・ドメイン取得を行ったり、運用していく専門知識さえあれば、非常に自由度が高いのが特徴です。

料金は無料プランと、373円からの有料プランがあります。

このように非常にメリットの多いWord Pressですが、Word Pressを使用するデメリットとしては、専門知識が必須であること、電話サポートなどがなく、問題発生時には自己解決しなければならないこと、SEOの対策は自分自身で行わなければならないこと、セキュリティの脆弱性などが挙げられます。2017年にはWord Pressの脆弱性でサイトが書き換えられてしまうという問題がニュースにもなりました。Word Pressを運用する場合には、常に最新版を保ち、専門知識を持って自己責任で運用を行うことが必要です。

不動産サイトにオススメのCMSの種類

BMS—WEB

BMS–WEBは、不動産仲介ホームページの、更新から物件情報管理までの全てを一元化できるCMSです。不動産売買仲介業のホームページと連携して物件ページを公開・更新することができ、資料請求数アップにつながるユーザー用のツールも完備しているのが特徴です。BMS-WEBを使えば、自社サイト上で仲介物件の検索、一覧表示、詳細表示、気になった物件がある場合のお問合せフォームを搭載できるようになります。管理物件数は無制限で、操作説明会など、サポート体制も充実しているため万が一の時でも安心です。

ECサイトにオススメのCMSの種類

EC—CUBE

EC—CUBEは、その名の通り、ECサイトの構築に特化したCMSです。定期購入への対応や、ポイント付加機能など、日本のショッピングの習慣にしっかりとマッチした機能が備わっているため非常に使いやすく、ECサイトの運用を考えるのであれば、もっとも適しているCMSの一つです。商用ライセンスは、259,200円からで、無料プランで試してみることも可能です。

CS-Cart

CS—Cartは、ECサイトに特化したCMSの中で比較すると、特に越境ECを想定した機能が充実しています。例えば、多通貨に対応しているのはもちろん、25の言語にも対応しており、決済サービスも50以上のものが利用できるなど、国の枠を超えてECサイトを運用するのに必要なものが全て揃っています。月額のパッケージプランで、スタンダード版が99,800円、マーケットプレイス版が498,000円となっており、ライセンス料が高額で他のCMSと比較するとライセンス料が高額になるのがデメリットです。

 

キュレーションサイトにオススメのCMSの種類

Movabletype(ムーバブルタイプ)

ムーバブルタイプは、アメリカ発の元祖ブログツールで、現在は日本のインフォコムの関連会社となっています。

ムーバブルタイプは、クラウド型のものから、ソフトウェアをインストールするものまで提供形態が幅広く、もっとも安いプランだと月額5,000円から利用できます。記事投稿能力についても、ブログで一般的なカテゴリ機能、タグ機能、投稿エディタや記事管理など一通りの機能が揃っています。

自社ビジネスとの相性についても、ブログの作成はもちろんのこと、ブランディングに必須の任意のページの作成、リード顧客に対してメルマガを発信する機能も備えているため、ブログ型のツールに比べると、ビジネスへの発展につながりやすいCMSです。

ferret One(フェレットワン)

フェレットワンは、日本の会社が運営するCMSマーケティングツールです。

月額50,000円が必要ですが、ホスティング型地を採用しているため、メンテナンスフリーで安心して利用できます。ドメイン設定などにもしっかり対応しています。記事投稿能力については、基本的な投稿と管理機能に加えて、SNS投稿機能を供えています。一般的なブログツールとは異なり、ページ内のコンテンツを自由に配置できるのもポイントです。フェレットワンの強みは自社ビジネスとのマッチング強化が狙えるところ。コンテンツ作成から、リード顧客の獲得、リードの育成、コンバージョンまでを一連の流れとしてセットになったサービスが理由できます。来店が必要なビジネスや、リード獲得が重要なビジネスと相性が抜群です。全体的にみると、ブログツールというよりもマーケティングツールとして活用することができます。

コーポレートサイトにオススメのCMSの種類

Wix(ウィックス)

Wixは、イスラエルの会社が運営する、世界190ヶ国で1億人以上が利用しているCMSです。

無料版と有料版があり、有料版は独自ドメインの設定や広告非表示などの特典が多数あります。HTML知識が必要なくドラッグ&ドロップでサイト構築ができる点と、Wix側で用意されたテンプレートが豊富というところで人気のCMSです。デザイナーがてがけたテンプレートの数は500種類以上あり、そのデザイン性の高さがWixの一番の特徴といっても過言ではありません。今回はコーポレートにオススメのCMSとして紹介しましたが、カート機能付きのECサイトとしても使用可能です。予約機能付きのカレンダーやライブチャット機能などもあるので様々なビジネスで活用が可能です。

おわりに

目的に合ったゴール

CMSは、不動産やECサイトに特化したものなど、本当に多様なものがリリースされています。よく使用されているCMSや、有名なCMSを選びがちですが、CMS選定に大切なのは、CMSを比較して、目的に合ったものを選ぶということです。ブログメインにしたいのか、決済画面が必要なのか、動的CMSか静的CMSか、何人で更新するのか…など様々なことを考慮して、目的にぴったり沿ったCMSを選ぶようにしましょう。