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Twitterが文字制限を緩和、画像やURLのカウントが除外に
Twitter社が2016年9月に、ツイートに対して課していた文字制限を一部緩和することを発表しました。これを受けてTwitterのユーザーは今後、ツイートに「画像(JPEG、GIF)、写真・動画、リンク先のURL、引用ツイート」を添付しても文字数にカウントされません。
多くの企業が広告ツールとして利用しているTwitter。今回の仕様変更が具体的にどのような内容か、またどのような影響を与えるのかについてまとめました。
目次
【変更点】画像や動画添付、URLの文字カウントが除外に
2016年9月20日に変更された仕様では、これまで写真やGIF画像・動画・引用ツイートを投稿する際にはTwitter内の短縮サービスが適用されてきましたが、文字数にカウントされてきました。例えば、画像ファイルは23文字、URLは22文字などです。
そうした文字消費が今回の仕様変更によって、除外されることになりました。文字カウントされなくなったものは以下の通りです。
- 写真
- GIF画像
- 動画
- ライブ放送
- 投票
- 引用ツイート
Twitter広告における「文字数制限」の影響
ソーシャル広告では「インパクト」が命
近年では、企業が広告を目的としてTwitterを利用します。フォローされることで、容易に企業の情報を配信することができるため、フォロワーを増やすことを目的とする企業も多いでしょう。
ただTwitterは、「タイムライン」と呼ばれるリアルタイム形式を採用したツールです。常に新しい情報が配信されるため、情報が雨のごとく流れては消えていく情報が起きています。企業が新しい情報を配信したとしても、フォロワーにとっては「多くの情報の1つ」という認識を持たれるケースが少なくありません。
そうした状況を回避するためにも、企業はフォロワーに対して1つのツイートでインパクトを残す必要があるのです。
しかしテキストだけでは、フォロワーにインパクトを残すことが難しい状況だと言えるでしょう。
文字数制限で「響きづらいツイート」へ
自社のツイートの閲覧率やクリック率を上げる方法の1つとして、インパクトがある画像や動画を貼り付けることがあります。ですが画像や動画などを添付する際には、前述した通り、文字消費を考慮する必要がありました。
例えば、自社で運営しているサイトやブログに誘導する際に画像とURLを使用するとします。その際、「140文字 - 画像(23文字) + URL(22文字)= 95文字」しか利用することができません。
こうした文字数制限によって、ツイートする文章を無理やり短縮したり、配信する情報の内容自体を規制したりといった苦労をされてきた企業のWEB担当者の方も少なくないでしょう。
ですが今回の規制緩和によって、140文字を丸々テキストに利用することができるようになったのです。今後、企業によってはTwitterを利用した新たな広告方法が取り入れられるかもしれませんね。
広告としての利用価値が増したTwitter
以上のようにTwitterの文字数制限が緩和され、写真や動画などを自由に添付できるようになったTwitterには広告ツールとしての価値が高まったとみられています。
今後、Twitterがどのように利用されるか注目が集まりそうです。わずか二十数文字程度の緩和が、大きな可能性をもたらしたと言える日が来るかもしれません。