ホーム > Webマーケティング情報 > WordPress投稿後のアクセスアップ対策

WordPress投稿後のアクセスアップ対策

shutterstock_162916091
WordPressを使ってホームページを管理運営されている方が増えてきています。WordPressは使いやすいCMSですし、機能も豊富。SEOにも強く、GoogleのエンジニアもWordPressを推奨しているくらいです。

しかし、WordPressを使っているからといって、自然とアクセスが上がるわけではありません。アクセスアップのためには、しかるべき対策を行う必要があるのです。

本稿ではWordPressサイトを対象に、アクセスアップのための対策についてまとめています。それぞれの対策でおすすめのプラグインについても取り上げているので、参考にしていただければと思います。

SEO編

アクセスアップを考えるのであればSEOは欠かせません。
前述した通りWordPressはSEOに有利ですので、しっかりと施策を練れば効果を実感しやすいです。

内部SEOを強化する

SEOにはさまざまな施策が知られていますが、中でも内部SEOは大切です。内部SEOとは、ページのメタ情報を充実させたり、HTML構造を最適化したりすることを言います。これを全て自前でやるのは大変ですが、WordPressには気軽に内部対策のできるプラグインが用意されています。

SEO対策のためのプラグインとしては、「All in One SEO Pack」や「PubSubHubbub」などが有名です。インストールして有効化するだけで、かなりの部分のSEO(主に内部SEO)を行ってくれます。WordPressサイトを運営しているのであれば、ぜひ導入しておくようにしましょう。

All in One SEO Pack
19_逕サ蜒・01

PubSubHubbub
19_逕サ蜒・02

Googleにsitemap.xmlを送信する

sitemap.xmlとは、ホームページの全ページの情報がリストアップしてあるファイルのことです。このファイルをGoogleに送信しておくと、Googleのデータベースに登録されやすくなります。sitemap.xmlを送信する方法は、Googleサーチコンソールを使う方法もありますが、「Google XML sitemaps」などのプラグインを導入すると簡単です。

Google XML sitemaps
19_逕サ蜒・03

SNS編

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSも、WordPressサイトのアクセスを向上させる重要なポイントです。SNSを使ったアクセスアップとして、ここでは3つの方法をとり上げたいと思います。

シェアボタンを設置する

FacebookやTwitter、はてなブックマークなど、SNSへのシェアボタンを設置しているでしょうか? SNSからのアクセスを稼いだり、バズることを狙う場合は設置しておきましょう。特にオウンドメディアの場合は、最も重要な要素です。

シェアボタンは、ただ単に設置するだけでは足りません。デザインや配置する場所についても、念入りに検討するようにしてください。WordPressの場合は、シェアボタンが簡単に設置できるプラグインが多数知られています。「WP Social Bookmarking Light」や「Shareaholic」「Simple Share Buttons Adder」などのプラグインがよく使われています。対応しているSNSサービスの種類やデザインなどを参考に、サイトデザインに合ったシェアボタンを設置するようにしましょう。

WP Social Bookmarking Light
19_逕サ蜒・04

Shareaholic
19_逕サ蜒・05

Simple Share Buttons Adder
19_逕サ蜒・06

OGP設定を行う

OGPとは、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアされたときに、トップ画像やタイトルを正しく表示するための設定のことです。よくあるのが、シェアされた記事の画像として、バナーなどの全く関係ない画像が表示されてしまっていること。せっかくシェアしてもらっても、これでは記事の内容が正しく伝わりません。案外知らない方も多いのですが、OGPは忘れずに設定しておきたい重要ポイントです。

OGPの設定方法ですが、プラグインを使う方法と手動で設定する方法があります。おすすめは、プラグインを使う方法です。上でもご紹介した「All in One SEO Pack」を使えば、OGPの設定もできます。「All in One SEO Pack」のメニューにある「Feature Manager」から、「Social Meta」をオンにしてOGP設定を行いましょう。

投稿はSNSに連携する

投稿をした際は、FacebookやTwitterなどのSNSサービスに連携するようにしましょう。手動で連携してもいいですが、「NextScripts: Social Networks Auto-Poster」や「WP to Twitter」などのプラグインを利用すると手間が省けるので便利です。

NextScripts: Social Networks Auto-Poster
19_逕サ蜒・07

WP to Twitter
19_逕サ蜒・08

その他

ページの表示スピードを上げる

ページの表示スピードが遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。特にスマホやタブレットなどのモバイル端末の場合、いつまでもページが表示されないのは致命的です。回遊率をアップさせることにもつながりますので、表示速度についてはしっかりと対策しておきたいものです。

ページの表示を上げるためには、コードを最適化してくれる「Head Cleaner」や、キャッシュ機能が使える「WP Super Cache」などのプラグインがおすすめです。

Head Cleaner
19_逕サ蜒・09

WP Super Cache
19_逕サ蜒・10

継続してコンテンツを提供する

最後の対策は、継続的にコンテンツを提供すること。すでにユーザー数が多いサイトなど、大手のサイトの場合は記事数が少なくても多くのアクセスが得られるでしょう。ただ、スタートしてすぐのサイトや中小企業のホームページなどは、特に継続してコンテンツを提供することが大切です。

例えば、ロングテールSEOという言葉があります。これは、アクセスの少ないページであっても、ページ数がたくさんあれば大きなアクセスに匹敵できることを指します。ロングテールSEOで成功するためには、記事の品質が良いことは言うまでもないのですが、継続してコンテンツを提供し続けることがキーになってくるのです。

なかなかアクセスが上がらないからとすぐに諦めずに、半年なり1年なり、決めた期間は忍耐強くコンテンツを提供していくようにしましょう。

あとがき

どれも小さな対策に見えますが、積み重なれば大きな効果が期待できます。WordPressが本来持っている特徴やメリットも、より享受できるようになるでしょう。御社のサイト運用に活かしていただければと思います。