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コンテンツマーケ業者が考えるSEO業者との付き合い方

「来月からウチのホームページを担当してくれるか?」

そんな一言から自社サイトのWEB担当を任されるケースは少なくありません。
突然のパスに何から手を付けたら良いか悩んではいませんか?

しかも来月から……ゆっくり考えてる時間もない。

とりあえず、自分の知識を元に考えられるWEBマーケティングの施策をネット検索し、任せられる業者を探してみるか。みたいな感覚の方も多いことでしょう。

今回はWEBマーケティングを行う上での基礎中の基礎であるSEO対策をピックアップしてみました。

その中でも「SEO業者」と施策を進める上でのコツを、同じWEB業者の観点から上手な付き合い方としてまとめてみました。特にこれから初めてSEO対策を始められる方、コーポレートサイトではなく別のサイトに1からWEBマーケティングを実施されるWEB担当者様に読んで頂ければ幸いです。

丸投げはNG

タイトルのままですが、丸投げはやめた方が良いです。

すでにお付き合いがある業者であれば、ある程度お任せするような形で進めることはアリなのかもしれません。しかし、新規取引をする会社やサイトの管理、更新のみを任せている会社に新たに依頼をする場合は目的や目標をしっかりと共有していきましょう。

少し付け加えると、この方向性や目標を共有した際にしっかりと考えを意見したり、指摘してくれる会社がお付き合いできる対象になるのではないでしょうか。

また、自分自身がある程度のSEO知識を持って施策に臨むことをオススメします。

SEO対策という言葉にひとまとめにされていますが、施策の中身はさまざまです。

費用を投じているにも関わらず、内容によっては将来的にマイナスの効果になってしまう際どい施策も存在します。もちろん、自分自身があまり詳しくないから業者に依頼しているという部分もあると思いますが、是非これを機に少しずつでもSEO関係の情報や知識を蓄えて頂きたいと思います。

コミュニケーションをとる

SEO対策だけでの話ではないですが、この手の施策はやり易さとか、フィット感なるものが思いのほか重要になってきます。
コミュニケーション
別の言い方をすると、相談のし易さみたいなものです。

もちろん結果ありきにはなりますが、SEO対策は即効性がある施策ではないので、ある程度長期間の付き合いになることを想定しなくてはなりません。

特にWEBマーケティングにおいては非常に多くの専門用語が存在します。
「なんか話が分かりづらいな・・」と感じた時はできるだけ初期の段階でそれを伝え解説を求めることが大事です。
そうした時に自分の目線に合わせてくれる担当者、そして会社を選ぶことが重要になります。

また、ホームページへの実装が関わってきますので、営業担当だけでなく他には誰がどのように関わってくるか、その担当者とはどのようなやりとりで進めていくのかなどは確認しておくポイントになるかと思います。

繰り返しになりますが、結果ありきなのは大前提です。その中で取引業者とのコミュニケーションというのはものすごく重要な役割を持っています。なぜならSEO攻略のカギである検索アルゴリズムは日々変化し進化をし続ける生き物みたいなものです。その状況変化に対していち早く相談ができ、戦略立てができるような関係性の構築(コミュニケーション)が必須だからです。

業者選び

比較

「餅は餅屋」という言葉がありますが、ネットマーケティングに置き換えても細かく分かれた施策それぞれが専門分野ですし、WEB会社でも得意な領域とそうでないものが存在します。

仮にSEO対策を実施したいと考えた場合に「今のwebサイトの管理や更新をしてくれている会社ができそうだから頼んでみよう」というのは、はっきり言ってオススメしません。

もちろんSEO対策をメニューとして専門的に実施している会社なのかもしれません。

ここで覚えておいて頂きたいのは「会社を比較する」ということを選択肢として持つという事です。

何社も話を聞く時間がとれないとか、スピード感を持って進めなくてはならないという場合もあるかもしれませんが、冒頭にも書いた通り施策の内容によっては将来的にマイナスな影響を与えるものもあります。結果的に余計な時間とコストがかかってしまいます。

数多くのSEO業者の中でいくつかピックアップしていくのは大変かもしれませんが、オススメの方法としてはランキングサイトや広告でなく、その会社が運営している自社ブログなどを参考にしてはいかがでしょうか。

個人的にはそういった自社ブログやメディアを通じて、考え方や方向性に共感が持てる会社にまずは話を聞いてみるのが良いかと思います。

リプレイス

前項の続きになりますが、業者比較をした結果、良さそうであれば今の業者から切り替えるというのも積極的に検討していきましょう。

特に「1からサイトを作って、そのサイトに対するSEO対策」というような内容であればコーポレートサイトとは役割や目的も違うわけですから、今頼んでいる会社と同じ方法で同じ成果が上がってくるとは限りません。

サイトを立ち上げたばかりであれば、サイト内のコンテンツもまだ充実していない状態も考えられますし、キーワード選定においても初期段階だと思います。

いざ作ってみて、出来上がったサイトで一方的に話を進めるというよりは、いくつか業者の目星をつけておいて制作段階で介入してもらうほうが良いでしょう。そうやってアドバイスをもらうことによって頼りになる依頼先が決められると思いますし、リリース段階でサイト自体に磨きがかかるのではないでしょうか。

予算

業者によって料金設定はさまざまですが、限られた予算の中で優良な依頼先を絞っていくのは至難の業だと思います。希望のキーワードで見積もりをとりまくって、一番安い所でなんとか決めた……!というようなことだけは是非、回避して頂きたい。

こんな状態になった時、SEO対策にこだわる必要は全くないと思います。

忘れてはならないのはWEBサイトを運営する目的は検索順位を上げるためでなく、売上を上げるというのが目的になります。SEO対策の役割は売上を上げるための一つの施策に過ぎないので、明らかに無謀な内容を無理やり突き進むくらいであれば他の方法をとるべきです。

例えば、新規サイトを立ち上げて、決まった予算の中で運用していくのであれば、リスティング広告から始めるのが良いでしょう。それであれば、ある程度コンバージョンがとれるキーワードのデータも取れてきますし、少額で始められるという点も取り組みがしやすいかなと思います。

潤沢な予算があれば、当然ながらどちらもやるのがベストですし、他の広告やコンテンツ制作に投資しながらサイト運営を行っていくのが良いでしょう。反対に、決まった予算でSEO対策をやらなきゃいけない!というような時は本来の目的は何なのかを思い出し、冷静に状況をみて判断して頂きたいと思います。

まとめ

本文途中にも少し記載しましたが、SEO業者だけでなく、WEB系の会社がメンバー紹介を含めた自社ブログやメディア運営を行うことが最近多いなーと感じてます。

ネットサービスなのでネット上の技術力やこれまでの制作実績が強くイメージされがちですが、結局のところ動かしているのは人ですので……最終的にやはり全て人だということではないかと思います。

これもまたインターネットが世の中に強烈に浸透した時代の流れなのかもしれません。