日常的に情報収集が必要な仕事をしている、という方は世間にどれほどいるんでしょうか。今回はそんな仲間たちの中で、更にRSSやFeedlyを使ったことがないという方を対象にしたコラムです。
他にも、友人や有名人のブログ更新を多数チェックしている方にもおすすめです。
検索したりブックマークを巡回したりすると、時間ばかりが過ぎていってしまいます。個人的にも過ぎていました。情報収集最適化(Information gathering Optimisation)を行うことで、生産性を向上させましょう。略してIGO。「イゴ」じゃなくて「アイジーオー」です。流行れ。
今回は情報収集の効率を劇的にアップさせるRSSと、RSSリーダーとしてFeedlyについて紹介します。
便利なんですがRSSを利用しているのはごく少数の人なので、もっと活用していきましょう。ニュースアプリなどはノイズ(自分のいらない情報)が多いですが、RSSならノイズが少なくて効率いいです。
情報収集を効率化する「RSS」とは
RSSとは、登録しているサイトを開かなくても更新しているかチェックできるツールです。
ちょっと分かりにくい気がするので具体的に説明します。
あなたが、このサイトをブックマーク(お気に入り登録のこと)しているとしましょう。そうすると、このサイトに足を運びやすくなりますよね。それがブックマークの魅力です。ただ、ブックマークしているだけだと、サイトが更新されているかはサイトを開かないとわかりません。
そこで登場するのがRSS。こういうのです。知らなくても見覚えがある人は多いのではないでしょうか。
RSSに登録しておくと、サイトを開かなくても最近の更新情報を見ることができます。要するにサイトを開いたり閉じたりしなくても良くなるわけです。重たいサイトを見る場合や、更新箇所がファーストビューにないサイトだとかなり楽になります。
表示はこんな感じです。テキストだけの表示で、更新時期もパパっと見れます。
ちなみにブックマーク登録しておくと、こんな感じになります。
ただ、ここまでだと劇的に変わるかと聞かれたら答えはノーです。RSSは、RSSリーダーと組み合わせないと真価を発揮してくれません。
「Feedly」は今おすすめのRSSリーダー
現在は「Feedly」というRSSリーダーが普及してきています。今なにかひとつRSSリーダーのおすすめを挙げろと言われたら、多くの人が「Feedly」を挙げるのではないでしょうか。
目的ごとに表示できるシンプルで見やすいインターフェースは、使い勝手がとても良いです。
今日の更新、Organize(自作できるカテゴリ)ごとの新着順、サイトごとの新着順、といった形で表示方法を変更できます。カテゴリは幾つでも作れますが、僕の場合は面倒なのですべて「Web」というカテゴリにぶち込んでいます。
もっと分けた方が使い勝手良さそうですが、意外とこれだけでも便利です。日常的な情報収集のルーチンとしてはこんな感じ。
- Feedlyを開いて「Web」をクリック
- 前日チェック以降に投稿された気になるタイトルだけチェック
Facebookやtwitterなどへの共有は、記事そのものに共有アイコンがなくても、Feedlyから共有できるので楽ちんです。赤で四角く囲っている部分です。
ちなみに、Feedlyで全文が見れるか、サイトに飛ぶ必要があるかどうかは運営者次第です。うちは僕のアクセスを稼ぎたいという浅ましい考えにより全文表示は避けていますが、どちらが良いかは何とも言えません。ユーザビリティを第一に考えるのであれば、Feedlyで全文見れるのが良いですね。全文見られないものは多いですが、見れると「いいね」と思います。
現状、僕の情報収集にFeedlyは手放せないツールとなっています。登録はオレンジのやつではなくて、緑色のこういうのです。
ちなみにモバイルと連携できるので、アプリを入れておけば同じ内容を確認することができます。なので、出先でできたちょっとした時間には、Feedlyでの情報収集にあてることが多いです。どこにいても助かる存在です。
情報収集最適化を目指す上でのRSSの弱点
情報収集を効率的にこなすという意味で、「Feedly」というRSSリーダーを使うことは良いのですが、RSSリーダーにはひとつ弱点もあります。
それは「決まったサイトからの情報収集になってしまう」ということです。権威あるサイトや興味あるサイトを一度登録した後にも、検索やSNSを活用して、ある程度は新たな情報の提供元を探すようにすることをおすすめします。
新たに有力な情報提供サイトが現れることもありますし、更新頻度は低いもののクリティカルな記事を提供してくれるサイトもあります。なので、Feedlyだけに情報収集を頼りきるのではなく、あくまでも日常的な情報収集の効率化ツールとして使うようにすることをおすすめします。
効率化だけではなく、最適化しましょう。
レッツ、IGO。流行れ。