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【祝WWE芸人!】にわかファンが考えた“WWEを手っ取り早く楽しむ”4つのコツ


アメトーークでWWE芸人が取り上げられることになりました!私自身“にわかファン”ではありますが、知人から「WWE好きって言ってたよね?」と聞かれることが増えたのは非常に嬉しいことです。この特集を機にWWEに興味を抱いてくれる人がもっと出てくるのではないかという期待も込めて、今回は馴染みのない人でもWWEを楽しめるようになるコツを紹介します。

その1.男前ってだけでいいじゃない! まずはお気に入りのレスラーを見つけよう

すべてのスポーツ観戦において言えることですが、やはりお気に入りの選手がいるのといないのとでは面白みが大きく変わってきます。特にWWEはレスラー同士の確執や結束などの人間関係が、試合のストーリーとして前面に押し出されています。その上、その関係性が常に変動していくので月9ドラマばりにストーリーの波があるわけです。昨日まで仲良くタッグを組んでいた相方が急に敵と一緒に襲い掛かってくるなんてこともあるので正直展開についていけないことも多く、誰一人として感情移入できない状態だと“クレイジーなテンションの筋肉たちがとにかく暴れている”という画面にしか見えなくなってしまいます。
というわけで、感情移入できる―つまり試合を見たいと思える―レスラーをもつことがWWEを楽しむ近道だといっても過言ではないと思います。
じゃあそのお気に入りはどうやって決めればいいのかということになりますが、最初はヴィジュアルで選んでしまった方が楽しいと思います。見た目が華やかなレスラーはそれに比例して(?)演出も派手になる傾向があるので、単純に目や耳で楽しめるキャラクターが多いのです。参考までに、私が「男前だな」と思うWWEレスラーをご紹介します。

・The Rock

The Rock(ドウェイン・ジョンソン)は「ハムナプトラ2」「SPEED」など知名度が高い映画に出演しているので、俳優として見かけたことがあるという方は意外に多いのではないでしょうか。現役ではないものの過去のWWE歴代イチの男前だと思うので挙げさせていただきました。技を決める前のパフォーマンスがまったく意味をなしていないこともある(ダウンした相手をそっちのけでロープワークをするが、ロープの反動を一切使わずに攻撃したりする)のですが、片眉を上げる所作が最高にセクシーなので、まったく嫌な気持ちになりません。

・ランディ・オートン

ヒール(悪役)っぽい言動の割に、よく見ると童顔なところが憎めないランディ・オートンは試合の見応えも抜群です。強いんですよね。当然ながら、強いレスラーはそれだけでカッコいいですし、応援し甲斐があるのでおすすめです。

・ロマン・レインズ

ロマン・レインズ(ジョー・アノアイ)は男らしい正統派イケメンで、人に話す時は大体「ワイルド系オーランド・ブルーム」だと説明します。レインズがリングにいると画面が華やぎます。また、常に誰かに因縁をつけられる不憫なポジションなのでどうも応援したくなります。

一人でも応援できるレスラーができたら、そのあとは自然と自分の好みがでてくると思います。「ジェフ・ハーディーのようにアクロバティックなレスラーが好きだ」とか「セザーロ(クラウディオ・カスタニョーリ)のような小細工なしのパワー系は見応えがある」など言い出したら、もう立派なWWEレスラーファンです。

その2.レスラーのキャラは“入場シーン”を見れば一瞬で理解できる


先ほどは“とりあえず”男前をおすすめしましたが、どれもしっくり来なかったという方はYouTubeで入場シーンの動画を漁ってみるという方法もおすすめです。入場シーンはレスラーの個性が非常に細かく反映されています。

・笑えるほどダイナミックな登場をする「ジョン・シナ」

WWEの顔でもあるスーパースター、ジョン・シナの入場シーンは豪華で会場も一気に盛り上がります。30人以上のジョン・シナ(風の格好をした男性たち)が二列に並び、その間の花道をジョン・シナが走ってくるという演出には笑いました。「意味は理解できないけどとにかく大規模」という大味の演出は、やはり海外のプロレス団体ならではの魅力だなあ、と思います。

※見直して見たら30人どころじゃなかったです
※シナ集団への敬礼のあとのダッシュは確かにホットだと思います

・登場すると必ず相手がうろたえる「アンダーテイカ―」

極端な話、入場曲がカッコいいというだけでそのレスラーを気に入るということもあります。“もう絶対勝てる気がしない登場”で有名なのがジ・アンダーテイカ―です。会場が暗転して鐘の音が鳴ったら彼が来る合図で、その演出がはじまると必ず相手レスラーがうろたえ始めます。どんなに相手が騒いでもアンダーテイカーは静かにゆっくり迫って来るので、その威圧感で大体相手の勢いが急降下します。この動画でもわかると思いますがアンダーテイカーが出てくると会場の雰囲気もガラッとかわります。


※冒頭で鐘の音がなったあと、アンダーテイカーが登場するのは2:31くらいです
※3:46の表情にアンダーテイカーのすべてがつまってます
※4:20くらいに相手のレスラーを守りたくなってきます
ちなみに、アンダーテイカーは長期休業ののちに「不良親父」というギミックに変更した時期もあります。私は”伝説の墓堀人”である彼のファンなので、不良親父の装い&バイク登場にはかなり違和感を感じましたが、現地のファンには結構好評だったようです。興味がある方はそちらも検索してみてください。

・ついポーズを真似したくなる「ブライアン・ダニエルソン」

決めポーズや決めフレーズがあるレスラーの登場はやはり盛り上がります。現在はもうWWEを引退されていますが、私が好きだったのはブライアン・ダニエルソンの決めポーズです。とにかく「YES!」と叫びながら両手で人差し指を上げる、というだけのシンプルなもので、これをブライアンの登場時に真似すると妙に楽しいんです。ブライアンが入場した際は会場全体が「YES!」と叫ぶのでその一体感でも気持ちよくなります。会えた喜びだとか、試合への高揚感だとか、応援の気持ちだとか、さまざまな感情をたったひとつの動作で伝えられるから、決めポーズって真似したくなるんでしょうね。
ブライアンは余命わずかな少年のファンをリングに招待したことがあり、その時も二人で「YES!」のポーズをとります。その姿をみた少年の父親は「この数年ではじめて息子が病気であることを忘れていた。ブライアンは息子と過ごす時間(おそらく余命のこと?)を引き延ばしてくれたように思う」と話していました。プロレスは他の格闘技と違って試合ごとにストーリーが設けられているからこそ、レスラーやリング上の出来事に夢を抱く幼いファンも多いのでしょう。

※サムネイルもふたりで「YES!」ポーズをしています

その3.死んだはずの弟が生きていた? 無駄に濃いキャラ設定(&ギミック)で楽しむ


WWEならではの面白さといったら、レスラーの独特なキャラ設定です。大きくは“ベビー(正義)”と“ヒール(悪)”に二分されるのですが、スーパースター級になると同じヒール役でも一人一人の設定が濃くキャラはまったくかぶりません。ここでは無視できないインパクトがあるキャラ設定のレスラーとして、WWEの“破壊兄弟”を紹介します。

・アンダーテイカー(兄)

<アンダーテイカーを4行で説明>