ZAZEN BOYS(ザゼンボーイズ)は向井秀徳(Vo, G, Key)を中心に活動するロックバンドである。2003年の結成当時から実験的で難解、複雑な音楽性が特徴でコアなロック好き、音楽関係者から高い評価を得ている。メンバーチェンジを経て、現在は向井秀徳(Vo, G, Key)、吉兼聡(G)、吉田一郎(B)、松下敦(Dr)の4人で活動中。
初期から聞いているバンドだが、とにかく曲が個性的すぎる!
曲に合わせて詩を朗読しているような、お経を唱えているようなスタイルの曲だったり、変拍子を多様化しているため曲調が目まぐるしく変化するからノリづらい。しかし、ずっと聞いているとなぜかクセになる。
向井が全ての楽曲を作っているが、彼の歌詞は一般的なROCKやPOPとは違い、意味を持たないように感じる。日本語の持つ響きや単語の面白みを組み合わせた意味不明な言葉を並べているだけである。例えば、ポテトサラダが食べたいという衝動を歌にしたポテサラという曲では、曲の大半を「ポテサラを食いてぃ~」と繰り返し、Honnojiという曲でも、曲の大半を「本能寺で待ってる」を繰り返しているだけである。またAsobiという曲に関しては、歌舞伎町で外国人の女と寝たことの失敗談をリズムに合わせて、詩を朗読しているだけという決して歌と呼べるようなものでない。
さらに向井の楽譜が難解すぎて、ゴーストライターの佐村河内守の指示書のようだとネットで話題にもなっている。
4分の5×3+4分の3×1=ジャージャー
R(リフ)1=ドトタドトタドタ×4
R×半分 全員ブレイク D&G短×4
D&G+ッタ ッタ キリ4上がりなど、
そこには音符なく、曲の構成のみがホワイボードに埋め尽くされてたらしい
他にも、ライブ中に他のアーティストなら水を飲むことはあるが、向井はステージに置いたクーラーボックスからビールや焼酎を取り出し飲み始める。無茶苦茶な感じもあるが、ファンはいつものことのように平然としている。
直近の予定として「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」への出演、昔からの友人である椎名林檎がCMキャラクターを務めるスマートフォンのCMに載せてオンエアされる楽曲「神様、仏様」への参加、及びCMナレーションに向井が器用されている。
決して万人受けするバンドではないが、個性的で刺激的な音楽を求めている方は聞いてみてはどうだろう。